オランダ 住まいの探し方から契約まで
不動産会社
スイスの不動産会社は、住宅や商業施設、土地などの売買・賃貸・管理を仲介・サポートする企業です。個人の住まい探しから投資用物件、外国人向けサービスまで、幅広く取り扱っています。
不動産会社の一例
・Wüst und Wüst(ヴィュスト・ウント・ヴィュスト):高級住宅専門
・REMAX Switzerland(リマックス):世界展開する大手仲介会社
・Privera AG(プリヴェラ):資産管理にも強い中堅企業
広告掲示板
不動産の売買や賃貸の情報は、オンラインの広告掲示板(ポータルサイト)を通して広く公開されています。個人や不動産会社が物件情報を掲載し、一般の人が検索・閲覧できる仕組みです。多言語対応(ドイツ語・フランス語・イタリア語・英語)のサイトが多く、外国人にも便利です。
条件の提示
住まい探しの際は、場所、価格、間取り、広さ、築年数(新築または改装済み希望など)、入居可能日、ペット可、駐車場の有無、交通アクセスなどの希望を伝えます。興味のある物件情報を得たら、アポイントをとって必ず下見を。好物件は競争も激しいので、気に入ったら迅速に借りたい旨を伝えるとよいでしょう。
家具付き/家具なし
スイスでは、賃貸物件の多くは「家具なし(unmöbliert)」が一般的です。ただし、短期滞在者や外国人向けには「家具付き(möbliert)」物件も一定数存在します。
入居時
入居時の手続きはきちんとしており、ルールも厳格です。以下のような流れで入居が進みます。
物件が決まったら、まずは正式な賃貸契約(Mietvertrag)を結びます。契約内容には、家賃、入居日、敷金(デポジット)、解約の条件などが記載されており、ビザや収入証明、住民登録証などの提示を求められることがあります。
通常、家賃の1〜3カ月分の保証金(デポジット)を支払いますが、退去時に問題がなければ返金されます。
入居当日または前に、大家(または管理会社)立会いのもと、引き渡しが行われます。物件の状態を一緒に確認し、傷や不具合がある箇所はすべて書面に記録し、両者でサインします。
退去時
契約を終えるためには、原則として3カ月前までに書面で解約通知を出す必要があります。退去前には、部屋をきれいに掃除することが求められるため、専門の清掃業者に頼む人が多いです。入居中につけた傷や穴などがあると、修理費を請求されることもあります。
退去時には、大家(または管理会社)と一緒に部屋を確認し、その場で「退去報告書」が作られ、傷や不具合があれば記録されます。トラブル防止のため、退去前に写真を撮っておくと安心です。
保証金(デポジット)は、問題がなければ退去後1〜3カ月以内に返金されますが、修理や清掃費が差し引かれることもあります。
家の種類
アパート(Wohnung)
最も一般的な住まいで、都市部ではほとんどがこのタイプです。1つの建物の中に複数の世帯が暮らす集合住宅で、賃貸も分譲もあります。
一戸建て住宅(Einfamilienhaus)
郊外や田舎に多く見られ、庭付きの物件が多く、家族向けに人気です。
二世帯住宅(Zweifamilienhaus)
1つの建物を2つの世帯で共有するタイプの家です。家族や親戚と一緒に暮らすのに適しています。
テラスハウス(Reihenhaus / Terrassenhaus)
隣同士で壁を共有して並ぶ住宅。戸建てとアパートの中間のような建物で、郊外に多くファミリーに人気です。
ゴミの収集ルール
リサイクル意識が高く、ゴミ収集のルールも自治体ごとに細かく決まっています。きちんと分別して決められた方法で出さないと、罰金や回収拒否になることもるので注意しましょう。
燃えるゴミ
各市町村指定の「有料ゴミ袋(Gebührensäcke)」を使用し、地域ごとに決められた曜日に収集場所に出します。
分別ゴミ
紙・段ボール:紐で束ねて出す。
ガラス瓶:色別(白・茶・緑)に分ける。
缶・金属:スーパーや回収ポイントへ持ち込む。
ペットボトル:スーパーの回収箱へ。自治体では回収しない。
電化製品・電池:販売店に無料で返却可能。
衣類:古着回収ボックスに投入。チャリティ団体も利用可。
生ゴミ
地域によってはコンポスト用のバケツや袋を使用する自治体もあります。
粗大ゴミ
大型家具やマットレスなどは有料で個別回収。回収券を購入し、品物に貼って出します。もしくは自治体のリサイクルセンターへ自分で運ぶという方法もあります。