気になる健康
Vol.10 ビタミンD – 過ぎたるは猶及ばざるが如し?
日照時間の短い時期になると、カラダは日光から十分なビタミンDを生成することができません。骨と筋肉の健康に保つため、イギリスのNHS(国民保険サービス)では国民に対して1日10マイクログラムのビタミンDサプリメントの摂取を推奨してきました。しかしそこには潜在的な副作用の可能性も潜んでいるというニュースが英スタンダード誌に掲載されました。 そもそもビタミンDとは? Photo…
Vol.9 EUにおける健康寿命
2023年の時点におけるEU圏の調査で、「出生から健康に過ごせる年数」は、女性で年、男性で年であることが判明しました。これは女性と男性の平均寿命のそれぞれ約4分の3、5分の4に相当します。このデータは、寿命の延長によって得られた余命を健康状態が良い状態で過ごせるのかどうかを理解する上でとても重要です。もちろん、健康に対する回答者の認識や社会的・文化的背景が異なるため、ある程度主観的になる可能性も否定できません。 男性の健康寿命がもっとも長かったのは、マルタ、イタリア、スウェーデンで、もっとも短かったのはラトビア、エストニア、スロバキアでした。 女性では、出生時における健康寿命はやはりマルタがもっとも長く、次いでブルガリア、イタリアでした。対照的に、女性の健康寿命がもっとも短かったのは、ラトビア、デンマーク、フィンランドという結果でした。…
Vol.8 EUの総合がんセンター、重要な節目に到達
パリにおいて、欧州がん撲滅計画の重要な旗艦事業である「欧州総合がんセンターネットワーク(The European Network…
Vol.7 エムポックス(MPOX)がヨーロッパに上陸!?
イギリス当局は、エムポックス(MPOX)ウイルス(旧名:サル痘ウイルス)が検知されないまま拡散している可能性があるとし、ヨーロッパと米国で致死率の高いMPOXの増加に対し警鐘を鳴らしました。 英国保健安全保障庁(UKHSA)が、スペイン、イタリア、オランダ、ポルトガル、米国で少数の症例を確認したところ、いずれも「系統1b変異株(clade 1b…
Vol.6 小児結核症例が増加
欧州疾病予防管理センター(ECDC)と、ヨーロッパと中央アジアをカバーする世界保健機関(WHO)ヨーロッパ地域事務局が発表した2025年結核モニタリング報告書によると、ヨーロッパのWHO管轄地域における新規および再発性結核(TB)患者のうち15歳未満の小児結核患者数はを占め、2023年から10%増となっています。 小児結核(Childhood Tuberculosis)…
Vol.5 画面から目を守る5つのヒント
画面/スクリーンは私たちの日常生活から切り離せない存在となっています。パソコンでメールのやり取りをしたり、動画サイトで脳を衰弱(ドゥームスクロール*)させたりと、平均的な成人は今や1日6時間以上、つまり起きている時間のほぼ3分の1は何らかの画面を見ています。 *ドゥームスクロール(Doomscrolling)とは、悲観的なニュースや不確かな情報に過度に意識が向かい、スクロールを止められなくなること。状況把握の欲求と不安が同時に高まり、重要な情報とそうでない情報の区別がつかなくなり、混乱や疲労感が増すこと。 リモートワークやハイブリッドワークが進んでいることで、この傾向はさらに強まっています。ZoomミーティングやTeamsチャットが仕事における新たな常識となり、私たちの目は休む暇がありません。…
Vol.4 歩く健康。1日10,000ステップは本当に魔法の数字?
最近では、「毎日1万歩」は健康維持の合言葉となっており、1日1万歩歩くことで、認知症、心臓病、うつ病、2型糖尿病、がんなど、幅広い健康問題のリスクが低下すると広く信じられています。しかし、健康効果を得るのに実際には何歩必要なのでしょうか? また、歩くことによって体にどのような影響があるのでしょうか? 2025年7月にランセット公衆衛生誌(The…
Vol.3 ヨーロッパで広く発生するダニ媒介脳炎
ダニ媒介脳炎(以下TBE)は、 ヨーロッパ域内でも特に西ヨーロッパと北ヨーロッパで局所的に流行することがあります。 世界の他の流行国を合わせると、…
Vol.2 穏やかな気候のヨーロッパでも侮れない紫外線(UV)
地球上の生き物にとって非常に身近な紫外線(以下UV)。 実は、 カルシウムを代謝する際に重要な役割を果たすビタミンDを皮膚で合成するために必要なものなのです。…
Vol.1 ヨーロッパの花粉症事情
日本を離れたからもう大丈夫・・・と安心できないのが花粉症。 また、 日本では無症状だったのにヨーロッパに来て初めて花粉症を発症してしまうという方もいます。…












