気になる健康
Vol.6 小児結核症例が増加
欧州疾病予防管理センター(ECDC)と、ヨーロッパと中央アジアをカバーする世界保健機関(WHO)ヨーロッパ地域事務局が発表した2025年結核モニタリング報告書によると、ヨーロッパのWHO管轄地域における新規および再発性結核(TB)患者のうち15歳未満の小児結核患者数はを占め、2023年から10%増となっています。 小児結核(Childhood Tuberculosis)…
Vol.5 画面から目を守る5つのヒント
画面/スクリーンは私たちの日常生活から切り離せない存在となっています。パソコンでメールのやり取りをしたり、動画サイトで脳を衰弱(ドゥームスクロール*)させたりと、平均的な成人は今や1日6時間以上、つまり起きている時間のほぼ3分の1は何らかの画面を見ています。 *ドゥームスクロール(Doomscrolling)とは、悲観的なニュースや不確かな情報に過度に意識が向かい、スクロールを止められなくなること。状況把握の欲求と不安が同時に高まり、重要な情報とそうでない情報の区別がつかなくなり、混乱や疲労感が増すこと。 リモートワークやハイブリッドワークが進んでいることで、この傾向はさらに強まっています。ZoomミーティングやTeamsチャットが仕事における新たな常識となり、私たちの目は休む暇がありません。…
Vol.4 歩く健康。1日10,000ステップは本当に魔法の数字?
最近では、「毎日1万歩」は健康維持の合言葉となっており、1日1万歩歩くことで、認知症、心臓病、うつ病、2型糖尿病、がんなど、幅広い健康問題のリスクが低下すると広く信じられています。しかし、健康効果を得るのに実際には何歩必要なのでしょうか? また、歩くことによって体にどのような影響があるのでしょうか? 2025年7月にランセット公衆衛生誌(The…
Vol.3 ヨーロッパで広く発生するダニ媒介脳炎
ダニ媒介脳炎(以下TBE)は、 ヨーロッパ域内でも特に西ヨーロッパと北ヨーロッパで局所的に流行することがあります。 世界の他の流行国を合わせると、…
Vol.2 穏やかな気候のヨーロッパでも侮れない紫外線(UV)
地球上の生き物にとって非常に身近な紫外線(以下UV)。 実は、 カルシウムを代謝する際に重要な役割を果たすビタミンDを皮膚で合成するために必要なものなのです。…
Vol.1 ヨーロッパの花粉症事情
日本を離れたからもう大丈夫・・・と安心できないのが花粉症。 また、 日本では無症状だったのにヨーロッパに来て初めて花粉症を発症してしまうという方もいます。…








