チェコ

首都
プラハ (Prague)

日本との時差
7時間（冬季は+1時間)

在留邦人数（2024年10月時点）
長期滞在者: 2,105人
永住者: 479人
合計: 2,584人（うち成人数:2,584人）

民族構成
チェコ人57.3%、モラヴィア人3.4%、その他7.7%等（2021 est.）

主な言語
チェコ語88.4%、スロヴァキア語1.5%、その他2.6%等（2021 est.）

英語が話せる割合（2023）
Very Good: 17%
Good: 31%

主な宗教（2019〜22）
ローマン・カトリック7%、その他のキリスト教6％、無所属9.1％、無宗教47.8％等

気候
夏冬ともに穏やかな温帯海洋性気候、より涼しい冬と適度な量の 降水量（年間ベース） を伴う温帯大陸性気候、そして冷涼な 大陸性気候の、3つの異なる気候がある。最も暖かい時期に雷雨が 発生し短時間に大量の雨を降らすため、年間降雨のほとんどは 6〜9月に集中し、冬は平均して夏より乾燥する。 内陸に位置するため、夏と冬の気温差が比較的大きい。

水・食事情

水道水
概ね飲用には問題ないが、地域によっては避けた方が良い場合もある。また一般的に硬水のため、慣れていないとお腹をこわすこともある。

食物
一般的に味が濃くボリュームのある（塩分過多、カロリー大）料理が多いため、生活習慣病を予防するためにも、バランスの良い食事を心掛けると良い。

医療事情

国民皆健康保険名称
GHIF

医療保健サービス
病院の衛生環境、医療水準、設備等は、一般的な診療を受ける分には問題はないが、日本や西ヨーロッパ諸国に比べれば低めで、いわゆる西ヨーロッパ型の進んだ医療を均一的に提供する病院の数は多くない。公立病院の場合は院内の案内板等に英語の併記がなく医師以外に英語が通じない場合が多いため、受診に際してはある程度チェコ語ができないと苦労する。チェコ語に自信のない人は通訳のできる人に、同行してもらうと良いだろう。

高額だが、外国人を対象とした私立のクリニックを利用することもできる。高度に専門的な治療が必要な場合は、西ヨーロッパや日本への移送を要する場合もある。移送には高額な費用がかかるため、海外旅行傷害保険などで十分に医療費用がカバーできることを確認しておくこと。

かかりやすい病気、感染症、その他
(1) 気候による病気（風邪、皮膚炎など）：
年間を通じて空気が乾燥しているため上気道感染症にかかりやすく、皮膚の乾燥による皮膚炎にも悩まされることが多い。春先から秋にかけてはアレルギー性鼻炎もよく見られる

(2) 転倒による怪我：
石畳の道が多く、冬季は凍結し滑りやすいので転倒による怪我に要注意

(3) 感染性胃腸炎：
サルモネラ菌やウイルス感染による下痢（感染性腸炎）も散見される。牛肉・鶏肉は良く火を通して調理後長時間保存しないように

(4) ダニ脳炎・ライム病：
ダニの一種（ツェッケン）に刺されることによって発症するダニ脳炎の感染地域であり、若干の死亡例が報告されている。主に春から秋にかけては樹木や草むらに生息するため、帽子や長袖・長ズボンを着用するなどの注意が必要。当地で接種できるダニ脳炎の予防ワクチン（計3回必要）も効果がある。また、ダニはライム病という細菌感染症も媒介する。予防接種はなく、感染したら抗生物質による治療が必要になる。

予防接種
入国に際して必要な予防接種は特にないが、下記が推奨されている：
成人：破傷風トキソイドの追加接種
小児：日本での定期予防接種

その他
厳寒になる冬は、外出の際に防寒性の高い防寒具が必要。空気が乾燥しているため、入浴後にクリームやローションで保湿するなどスキンケアに心掛けると良い。冬季の室内は暖房が入ると、さらに乾燥するため加湿器の利用も有効。

2025年の祝祭日

4月18日(金) グッドフライデー
4月21日(月) イースターマンデー
5月1日(木) メーデー
5月8日(木) 解放記念日
7月5日(土) キリルとメトディウスの日
7月6日(日) ヤン・フスの記念日
9月28日(日) チェコ国家の日
10月28日(火) チェコスロバキア独立記念日
11月17日(月) 自由・民主主義闘争記念日
12月24日(水) クリスマスイヴ
12月25日(木) クリスマス
12月26日(金) セントスティーブンズデー