首都
ベルリン (Berlin)

日本との時差
7時間(冬季は+1時間)

在留邦人数(2024年10月時点)
長期滞在者: 23,816人
永住者: 18,263人
合計: 42,079人(うち成人数:32,063人)

民族構成
ドイツ人85.4%、トルコ人1.8%、ウクライナ人1.4%、シリア人1.1%、ルーマニア人1%、ポーランド人1%

主な言語
ドイツ語(デンマーク語、フリジア語、ソルブ語、ロマ語)

英語が話せる割合(2023)
Very Good: 23%
Good: 36%

主な宗教(2019〜22)
ローマ・カトリック24.8%、プロテスタント22.6%、イスラム3.7%、その他5.1%、無宗教43.8%他

気候
総じて温暖で、夏は暖かく、冬は寒いという特徴がある。長期間にわたって霜や雪が降ることは比較的まれ。一方で、ドイツの多様な地理的特徴によって気象条件は非常に変わりやすいという面もあり、半径100キロという比較的狭い範囲内でも、気温や降水量に大きな差が生じる。一般的に夏は南に行くほど暖かくなり、冬はその逆になる。時にフェーン現象(山える乾燥した高温の風が吹くこと)が起きる。

平均気温(°C)日照時間(H)UV Index
1月-1.4 – 4.31.91
2月-1.0 – 5.62.41
3月1.2 – 9.74.072
4月4.9 – 15.66.44
5月9.0 – 20.27.675
6月12.2 – 23.37.77
7月14.5 – 25.67.737
8月14.3 – 25.575
9月10.7 – 20.65.43
10月6.4 – 14.53.71
11月2.7 – 8.71.731
12月-0.1 – 5.31.570

水・食事情

水道水
そのままの飲用も可能だが、石灰分(カルキ)が多く含まれているため、簡易浄水器を利用したり、市販のミネラルウォーターを飲用することが多い。

食物
一般的に、ドイツの料理はボリュームがあり、高カロリー、高タンパク質、高脂肪、高コレステロール。
また、国内で良く飲まれるビールは、500mlあたり200から250キロカロリーあり、メタボリックシンドロームにならないよう、食べ過ぎには十分注意が必要。

医療事情

国民皆健康保険名称
GKV

医療保健サービス
公立、私立を問わず、医療水準は非常に高く、また緊急医療体制も整備されている。ただし、診察、入院費用はかなり高額なので、必ず海外旅行保険に加入のこと。
ドイツの医療制度は、入院治療を行うのが病院(KrankenhausまたはKlinik)、通院・外来を扱うのが医院(Praxis)と2分されており、通常、病院にはいわゆる外来部門はない。医薬分業が徹底されており、軽い風邪や頭痛などの病気を除き、医薬品は医師の処方箋を持参して薬局で購入するシステムとなっている。

万一に備え、緊急移送サービス等十分な補償内容の海外旅行傷害保険に加入しておくと良い。

かかりやすい病気、感染症、その他
(1) 呼吸器感染症:
季節の変わり目や冬季に風邪、インフルエンザなどが流行する

(2) 麻疹:
ドイツ国内においても予防接種が推奨されている

(3) 花粉症等のアレルギー:
春先には花粉症の症状を訴える人が多い

(4) ダニ脳炎:
いくつかの州で吸血性のマダニ(Zecke)を介したウイルス性脳炎に感染した事例がある。発熱、頭痛、意識障害などがおこり、ひどい場合には、死亡することも。流行期の3〜10月に草の茂った場所に入る場合や、山歩き、ハイキングなどをする場合方は、肌の露出を控えること

(5) ボレリア症(ライム病):
同じくマダニが媒介する感染症だが、広くドイツ全土で発生している。病原体は野鼠や小鳥が保菌するボレリアという細菌で、年間の感染者数は年により4万以上にも達する。初期症状として環状の紅斑性発疹が現れることが多く、発疹が現れない場合でも、発熱、筋肉痛や関節痛、倦怠感などインフルエンザと似た症状が現れる

(6) その他の感染症:
サルモネラやキャンピロバクターによる感染性胃腸炎、その他肝炎の。性的接触による淋病、梅毒、AIDSの報告も

(7) 交通事故:
優先権のある自動車や自転車がスピードを緩めずに突っ込んでくることが往々にしてあり、事故も多く発生している

予防接種
A型肝炎、B型肝炎、破傷風のワクチン接種を推奨。

風土病であるダニ脳炎のワクチンは合計3回(2回目:初回接種1〜3カ月後、3回目:2回目接種9から12カ月後)の接種要。現地の医療機関で接種できる。3回接種が終われば、小児は3年間、成人は5年間有効とされる。

その他
夏は極端に日照時間が長いため睡眠時間が短くなりとかく疲れやすい。
逆に冬は極端に日照時間が短くなりビタミン(特にビタミンD)が不足しがちとなるため、鬱な気分に陥りやすい。気分転換を図って日光浴をするなど、環境に自分の生活を上手に適応させることが大切。

2025年の祝祭日

3月8日(土) 国際女性デー(ベルリン州)
4月18日(金) イースター(全土)
4月21日(月) イースターマンデー(全土)
5月1日(木) メーデー(全土)
5月29日(木) キリスト昇天祭(全土)
6月9日(月) 聖霊降臨祭(sub)(バイエルン他2州)
6月19日(木) 聖体祭(6州)
8月15日(金) 聖母の昇天祭(バイエルン他2州)
9月20日(土) 世界こどもの日(チューリンゲン州)
10月3日(金) ドイツ統一記念(全土)
10月31日(金) 宗教改革記念日(ブレーメン州他9州)
11月1日(土) 万聖節(バイエルン他5州)
11月19日(水) 贖罪の日(ザクセン州)
12月25日(木) クリスマス(全土)
12月26日(金) セカンド クリスマス(全土)