アムステルダム一般情報
アムステルダム概要
アムステルダムはオランダ王国の首都であり最大の都市です。人口は約90万人で、オランダの政治・経済・文化の中心地の一つです。
17世紀の「黄金時代」に築かれた運河網が特徴で、「北のヴェネツィア」とも称されています。市内には150以上の運河が流れ、それを跨ぐ1,200以上もの橋が存在し、歴史的な景観を形成しています。アムステルダムの運河地区は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
公用語はオランダ語ですが、英語の通用度も非常に高く、観光客にも親しみやすい都市です。
アムステルダムは、芸術、自由な気風、豊かな歴史と現代的な都市文化が融合した魅力あふれる都市で、観光名所には、レンブラントやフェルメールの作品を所蔵するアムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)、ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)、アンネ・フランクの家(Anne Frank Huis)、王宮(Koninklijk Paleis Amsterdam)、ダム広場(de Dam)、ヨルダーン地区(Jordaan)などがあります。
また、自転車天国としても知られ、市民の多くが日常的に自転車を利用しています。
自治体/行政区
アムステルダムの自治体は、オランダの首都として市の運営や地域サービスを担当する行政組織です。市全体は7つの地区に分かれており、それぞれが地域に合ったサービスを行っています。
市議会や市長が中心となって、都市の計画、交通、教育、福祉などの仕事をしています。
郵便番号
アムステルダムの郵便番号(Postcode)は、「1000番台」で始まります。中でも、1011〜1109の範囲が主に使われています。
オランダの郵便番号は4桁の数字+2文字の組み合わせで、番地ごとに割り当てられるため非常に細かいのが特徴です。旅行をしたり、書類や荷物を郵送する際は、正確な郵便番号を確認することが大切です。
公共交通機関
アムステルダムの公共交通機関は非常に発達しており、市内外の移動がとても便利です。
トラム(路面電車)
⚫︎市内の移動に最も便利
⚫︎市中心部を網の目のように走っており、観光にも最適
⚫︎15の路線があり、朝から深夜まで運行
メトロ(地下鉄)
⚫︎中心部から郊外へのアクセスに便利
⚫︎全5路線あり、Zuidoost 地区や Amstelveen などに通じている
⚫︎平日・週末問わず、早朝から深夜まで運行
バス
市内バスと、郊外や他都市へ向かう地域バスがある他、深夜でも利用できる「ナイトバス(nachtbus)」も運行しています。
フェリー
中央駅からノールト(Amsterdam Noord)を結ぶフェリーは、徒歩・自転車・原付きなどの利用者に限り無料で利用できます。
列車(NS:オランダ鉄道)
中央駅を拠点に、国内各都市(ロッテルダム、ユトレヒト、ハーグなど)へ接続している他、国際列車も発着しています。
主に GVB(Gemeentelijk Vervoerbedrijf)が市内のトラム・メトロ・バス・フェリーを運行し、郊外へのバスはコネクシオン(Connexxion)や EBS(Egged Bus Systems)などが運営。鉄道は NS(Nederlandse Spoorwegen)。
乗車券はチップ式カードの OV-chipkaart(オランダのICカード)が主に使われており、トラムやバス、メトロ、鉄道などすべての公共交通機関で利用可能です。
自転車
アムステルダムは「自転車の街」として有名で、市民の多くが日常の移動手段として自転車を利用しています。街全体に専用の自転車道が整備されており、信号や標識も自転車用に設けられています。市内の移動には自転車と公共交通を組み合わせるのが一般的で、メトロや一部列車には自転車を持ち込むこともできます(追加料金が必要な場合あり)。
また、観光客向けのレンタル自転車も豊富で、自転車はアムステルダムの生活や文化に深く根付いています。