オランダ一般情報
基礎情報 2026年の祝祭日 地理 気候 サマータイム 時差 電圧 金融関連 紛失や盗難 防犯対策 携帯電話 ブロードバンド
基礎情報
正式国名
日本語 :オランダ王国
オランダ語:Koninkrijk der Nederlanden
英 語 :Kingdom of the Netherlands
首都
日本語 :アムステルダム
オランダ語:Amsterdam
英 語 :Amsterdam
国土面積
41,864 km²(日本の約10.3%)
人口
約1,794万人(日本の約1/8)
在留邦人数
長期滞在者: 7,375人、永住者: 2,759人、合計: 10,134人(うち成人数:7,534人)
公用語
オランダ語(フリジア地方で話されるフリジア語、および、フリースラント州住民の約半数が話すフリジア語)
民族構成
オランダ人 約75.4%、EU人 約6.4%、トルコ人 約2.4%、モロッコ人 約2.4%、スリナム人 約2.1%、インドネシア人 約2%、その他 約9.3%
主な宗教
カトリック約18%、プロテスタント約13%、イスラム約6%
2026年の祝祭日
1月1日(木)元旦(New Year’s Day)
4月3日(金)聖金曜日(Good Friday)
4月5日(日)復活祭(イースター)
4月6日(月)イースターマンデー(Easter Monday)
4月27日(月)国王誕生日(キングスデー / King’s Day)
5月14日(木)キリスト昇天祭(Ascension Day)
5月24日(日)聖霊降臨祭(ペンテコステ Sunday)
5月25日(月)聖霊降臨祭(ウィットマンデー / Whit Monday)
12月25日(金)クリスマス(Christmas Day)
12月26日(土)第2クリスマス(Boxing Day / Second Christmas Day)
地理
オランダは、ライン川、マース川、スヘルデ川が作り出したデルタ地帯に位置しており、国土の大部分が海抜ゼロメートル以下で、約4分の1が海面下にある低地国家です。特にポルダーと呼ばれる干拓地が多く、風車や水門、堤防などの水管理技術が発展しました。運河も多く、交通や輸送の重要なインフラとして利用されています。
山や起伏は少なく、国土のほとんどは平坦です。
気候
西岸海洋性気候に属しており、年間を通じて比較的穏やかな気候です。北海に面しているので偏西風の影響で比較的気候は温暖。夏は涼しく、冬は比較的穏やかで、極端な低温になることはめったにありませんが、雨の日が多く変わりやすい天候に注意が必要です。
| 平均気温(°C) | 日照時間(H) | UV Index | |
|---|---|---|---|
| 1月 | 2.4 – 7.2 | 2.13 | 1 |
| 2月 | 2.2 – 7.5 | 2.93 | 1 |
| 3月 | 3.9 – 10.2 | 4.17 | 1 |
| 4月 | 6.2 – 13.7 | 6.03 | 2 |
| 5月 | 9.6 – 17.1 | 7.33 | 4 |
| 6月 | 12.3 – 19.6 | 6.77 | 5 |
| 7月 | 14.7 – 21.9 | 7.27 | 6 |
| 8月 | 14.8 – 22.1 | 6.6 | 5 |
| 9月 | 12.6 – 19.4 | 4.47 | 4 |
| 10月 | 9.2 – 15.2 | 3.6 | 2 |
| 11月 | 5.9 – 11.0 | 2.07 | 1 |
| 12月 | 3.3 – 8.0 | 1.73 | 0 |
サマータイム
原則的に、夏時間/サマータイムは毎年3月の最終日曜日の午前1時に1時間時計を進め、10月最終日曜日の午前2時に1時間戻します。
時差
日本より8時間遅れ。サマータイム採用時(3月の最終日曜から10月の最終日曜まで)は7時間遅れ。日本の正午はオランダ王国の午前4時(サマータイム採用時は午前5時)。

電圧
電圧は230V、周波数は50Hzです。日本国内の電化製品をオランダで使用する場合は、変圧器と変換プラグが必要です。
金融関連
オランダでよく利用されている主な銀行は以下の3つです。
ING Bank(アイエヌジーバンク)、ABN AMRO(ABNアムロ銀行)、Rabobank(ラボバンク)
オランダ最大手の銀行が ING Bank。支店数も多く都市部での生活に最適。外国人向けの口座もあるなどサービスが手厚いことで知られています。オンラインバンキングや、英語でのサービスも充実している ABN AMRO もよいでしょう。地方にお住まいの方は支店やATMの多い Rabobank もお勧めです。
口座の種類
⚫︎当座預金(Current Account)
一般的な口座。日々の支払いや給与振り込みなどに使用する口座。小切手やデビットカードの利用も可能。
⚫︎貯蓄預金(Savings Account)
利息が付く、貯蓄用の口座。
⚫︎共有口座(Joint Account)
夫婦や親子など、一つの口座を複数の名義人が共有・管理できるタイプの口座。
⚫︎子ども向けや学生向けの口座
子どもや学生の口座は、手数料の優遇や特定のサービスが付帯している場合があります。
口座を開く
オランダで銀行口座を開設するには、直接銀行支店の窓口に出向くか、もしくはオンラインの2つの方法があります。
⚫︎銀行窓口で開設する場合
事前に電話またはウェブサイトで予約後、必要書類を支店に提出し口座を開設します。必要書類は予約時に確認しましょう。
⚫︎アプリやオンラインで開設する場合
銀行のアプリをダウンロード、またはウェブサイトの「アカウントを開く(Apply for a bank account)」から手続きをします。パスポートやビザなど必要な書類を準備し、必要項目を入力し、本人確認後、口座開設が完了します。
銀行口座を開設するのに必要な書類
パスポート、滞在許可証(INDカード)、オランダのBSN番号、現地住所証明など、銀行によって必要な書類が異なる場合がありますので、事前に確認しましょう。
紛失や盗難
銀行カードや決済情報が盗まれたら
オランダで銀行カードや決済情報が盗まれた・紛失した場合は、至急カードの利用停止手続き(停止・無効化)を行い、現地警察に被害届を提出しましょう。
①カードの利用停止
日本発行のカードの場合
発行会社(銀行やクレジットカード会社)の海外用「紛失・盗難受付デスク」へすぐに電話し、カードを止めてもらいます。コレクトコールなどが利用可能です。
オランダ発行の銀行カードの場合
利用している現地の銀行アプリや緊急連絡先(如:ABN AMROやINGなどの紛失専用ダイヤル)から直ちにブロックします。
②現地警察への届出
最寄りのオランダ警察署(Politie)に行き、盗難・紛失の被害届(Aangifte /melding)を出します。海外旅行保険の請求や、不正利用の補償手続きで「盗難・紛失証明書(ポリスレポート)」が必要になります。
③スマートフォン決済の停止
キャッシュレス決済情報(Apple PayやGoogle Payなど)がスマートフォンに入っている場合は、デバイスの遠隔ロックを行って不正利用を防ぎます。
旅券を紛失したら
最寄りの現地警察で紛失・盗難証明書を取得し、ハーグにある在オランダ日本国大使館で紛失届と新パスポートの発給申請または「帰国のための渡航書」の手続きを行ってください。
警察での証明書取得
最寄りの警察署に赴き、紛失・盗難の届け出をして「紛失・盗難証明書」を受け取る。
大使館への連絡
ハーグ市にある在オランダ日本国大使館の領事窓口に連絡し、必要書類を持って来館する。
・紛失一般旅券等届出書(大使館窓口にあり)
・一般旅券発給申請書 または 帰国のための渡航書発給申請書(大使館窓口にあり)
・現地警察発行の紛失・盗難証明書
・写真(縦45mm×横35mm)
・戸籍謄本(6カ月以内に発行されたもの)
・身元確認書類(日本の運転免許証など、お持ちの場合
空き巣・泥棒の被害に遭ったら
オランダで空き巣や泥棒の被害に遭った場合は、まず自身の安全を確保し、ただちに警察へ連絡してください。犯人がまだ家の中にいる可能性があるため、安全が確認できるまで室内には入らず、室内のもの(ドアノブや家具など)に触れて証拠を消さないように注意してください。
①警察への連絡・通報
緊急の場合(犯人が近くにいる、現在進行形など):112 に電話(欧州共通の緊急通報ダイヤル)
緊急ではない場合(帰宅したらすでに盗まれていたなど):0900 8844(オランダ国内から)または +31 34 357 8844(国外や一部の回線から)に電話し、警察の予約を取ります。
オランダの住民登録番号(BSN)とDigiD(SMS認証付き)をお持ちの場合は、オランダ警察公式ウェブサイト からオンラインで被害届(Aangifte)を提出することも可能です。オランダ語での入力が難しい場合は、最寄りの警察署に出向いて被害届を出してください。
②被害届出証明書の入手
保険の請求や、旅券等の再発行には警察が発行する「被害届出証明書(Proof of report)」が必要です。警察署で被害届を提出した際、またはオンライン手続きの完了時に必ず書面での証明書を請求し、保管してください。
③各種サービスの利用停止と再発行
クレジットカード・デビットカード: すぐに発行元の銀行やカード会社に連絡し、カードを止めてください。
スマートフォン・携帯電話: キャリアに連絡してSIMカードの利用を停止してください。
旅券: 速やかに在オランダ日本国大使館へ連絡し、失効手続きおよび再発行(または「帰国のための渡航書」の申請)を行ってください。各種サービスの利用停止と再発行盗まれた物品に応じて、速やかに以下の連絡を行ってください。
④保険会社への連絡
住宅保険(Inboedelverzekering)や旅行保険に加入している場合は、速やかに保険会社へ連絡します。盗まれたもののリスト、購入時の領収書、被害に遭った場所(壊された窓や鍵など)の写真、そして警察の発行した被害届出証明書を提出する必要があります。
防犯対策…被害に遭わないために
オランダは比較的治安が良い国とされていますが、観光客を狙ったスリやひったくり、置き引きなどの財産犯罪が多発しています。日本人は「身を守る」意識が甘いと現地警察から指摘されることもあり、事前の対策が欠かせません。
スリ・置き引き対策
人混みやトラム(路面電車)、地下鉄では、貴重品を入れたバッグを常に体の前に抱え、目を離さないようにします。スマートフォンやカメラを手に持って歩くとひったくりの標的になりやすいため、必要な時以外は出さないようにしましょう。アムステルダム中央駅や国際列車の車内、カフェの席では、足元や椅子の背中に置いた荷物から絶対に目を離さないでください。路上で大きな地図やガイドブックを広げたり、派手な服装や高価なブランド品を身につけたりするのも避けましょう。
サイバー犯罪対策
銀行や公的機関、配送業者を装った偽のSMSやメール(フィッシング)が増加しています。URLを安易にクリックしないことが大切です。暗号化されていないフリーWi-Fiをそのまま利用しない、重要な個人情報やパスワードの入力を控えるなどの対策が必要です。見知らぬ相手からの連絡や、電話での金銭・個人情報の要求には絶対に応じないようにします。
住居賃貸契約を装った詐欺対策
詐欺に遭わないためには、「内見前の送金要求には絶対に応じないこと」と「市場価格より明らかに安い話は疑うこと」が最も重要です。特にオランダでは慢性的な住宅不足につけ込んだ住居賃貸契約を装った詐欺(Rental Scam)が多発しており、在留邦人や日本人留学生がターゲットになるケースが増えています。
対面での内見を行うまで、絶対に1ユーロも支払わないでください。日本からの渡航前であっても、事前の送金は極めてリスクが高いです。家探しには個人のSNSや無料掲示板だけでなく、評価の高い Pararius や Huurwoningen などの信頼できる住宅情報サイトや、移住支援サービスを介することをおすすめします。
自宅のセキュリティ
オランダの自宅におけるセキュリティ対策は、空き巣(Inbraak)や置き引きなどの財産犯罪を防ぐためのハード・ソフト両面での備えが基本となります。オランダは比較的治安が良い国とされていますが、都市部や住宅街での空き巣被害は一定数発生しており、日本と同じ感覚でいると危険です。
①住宅の構造とハードウェアの対策
「PKVW(警察安全住宅認証)」基準の鍵を選ぶ
オランダ警察が推奨する防犯基準(Politiekeurmerk Veilig Wonen: PKVW)を満たした鍵やシリンダー(三ツ星マークなどがついた強固なもの)を設置するのが一般的です。入居時に鍵が古い場合は、大家に交渉するか自身で交換を検討してください。
1階(Begane grond)と裏庭(Tuin)の強化
オランダの住宅(テラスハウスや一戸建て)は、裏庭が隣家とつながっていたり、外から侵入しやすかったりする構造が多く見られます。1階の窓や裏庭に面したドアには必ず補助錠や防犯バーを設置しましょう。
スマートセキュリティの導入
近年は「Ring」や「Eufy」などのスマートフォンと連動したスマートインターホンや防犯カメラが普及しています。ただし、オランダの法律上、公共の道路や隣人の敷地が映り込むようなカメラの設置はプライバシー侵害になる可能性があるため、撮影範囲は自室の敷地内のみに絞る必要があります。
②日常生活での防犯習慣
短時間の外出でも「完全施錠」
オランダのドアは「閉めると自動でロックがかかる(ラッチがかかる)」タイプが多いですが、これだけではバールなどで簡単にこじ開けられます。ゴミ出しや近くのスーパーへの買い物など、数分の外出であっても必ず鍵を回してデッドボルト(本締まり)まで施錠してください。
留守であることを悟らせない
長期休暇などで家を空ける際は、スマート電球を使ってタイマーで夜間に明かりを点灯させたり、近隣の信頼できる人に郵便物の回収を依頼したりして、生活感を残す工夫が有効です。
外から見える場所に貴重品を置かない
大きな窓が多いオランダの住宅では、外から部屋の中がよく見えます。外から見える位置にノートパソコン、タブレット、高級時計、財布などを放置しないようにしてください。
③物件選びの際のセキュリティ視点
アパート(Appartement / Flat)の上階
1階(日本の2階以上に相当)以上の物件は、地面からの直接の侵入経路が限られるため、一戸建てや地上階の物件に比べて空き巣のターゲットになりにくい傾向があります。
共有スペースの管理状態
集合住宅の場合、エントランスのドアがしっかり閉まるか、オートロックが機能しているか、住民以外の出入りが容易でないかを確認してください。
④万が一に備える保険
家財保険(Inboedelverzekering)の加入
万が一空き巣被害に遭った場合に備え、家財保険への加入は必須です。多くの保険会社では、前述の「PKVW(警察認証の鍵)」が設置されていることを補償の条件にしているか、設置されていると保険料が割引になります。
携帯電話
オランダでは、プリペイドSIMとサブスクリプション契約の2種類があります。
⚫︎プリペイドSIM
データ量や使用期間が決まった前払い式の契約です。 スマートフォン本体は自分で用意します。SIMロックが解除されていれば、日本で購入したスマートフォンも使えます。
契約の際にパスポートなどの身分証明書類の提示は不要で、 比較的自由に購入することが可能です。 また、オランダ国内で購入・契約したプリペイドSIMでもEU諸国で使える表記のあるものはそのまま他のEU諸国でも使用できます。
⚫︎サブスクリプション契約
月額料金を支払って使用する方法です。
プリペイドSIMよりも安くなりますが、オランダで銀行口座を開設した後でないと契約できない場合がほとんどです。プリペイドSIMと同じく、スマートフォンを事前に入手(SIM解除された日本のものも可)してSIMのみ購入する方法の他に、サブスクリプション契約時にスマートフォン本体も購入し、毎月の通信費に、契約月数で割った携帯電話本体価格をあわせて支払う契約も可能です。
オランダ到着後、まずプリペイドSIMを契約し、オランダの電話番号を確保してから銀行口座を開設し、サブスクリプション契約に移行するのが一般的です。
ブロードバンド
全国的に光ファイバーや高速DSL、ケーブルインターネットのインフラが整備されており、多くの家庭や企業が高速なインターネット接続を利用しています。特に都市部では1Gbps以上の速度の光回線が一般的であり、地方でも安定した接続が可能です。また、自由競争が促進されているため、プロバイダーの選択肢も豊富で、価格やサービス内容に応じて柔軟に選ぶことができます。







