アイルランド
基礎情報 2025年の祝祭日 地理 気候 サマータイム 時差 電圧 金融関連 携帯電話 ブロードバンド
基礎情報
正式国名
日本語 :アイルランド共和国
英 語 :Republic of Ireland
首都
日本語 :ダブリン
英 語 :Dublin
国土面積
約70,273km2(北アイルランドは含まず)
人口
約520万人
在留邦人数
長期滞在者: 2,138人永
住者: 898人
合計: 3,036人
※2024年10月時点
公用語
英語、アイルランド語(ゲール語)
民族構成
アイルランド人系が約80%、その他の白人、アジア系、黒人など
主な宗教
ローマン・カトリックが約70%、プロテスタント、正教会、その他のキリスト教、イスラムなど
2025年の祝祭日
3月17日(月) 聖パトリックの日
4月21日(月) イースターマンデー
5月1日(木) 国の祝日
6月2日(月) 6月のバンクホリデー
8月4日(月) 8月のバンクホリデー
10月27日(月) 10月のバンクホリデー
12月25日(木) クリスマス
12月26日(金) セントスティーブンズデー
地理
アイルランドは大西洋に浮かぶ島国で、周囲は全て海に囲まれています。真ん中は平野、沿岸部は山や丘が多く、河川と湖が豊富です。北緯 51度〜55度で日本最北端の稚内よりもさらに北にあり、気候帯としては北海道より寒冷なですが、北大西洋海流(暖流)の影響で、緯度のわりに冬は比較的温暖で雪が少ないのが特徴です。
気候
日本と比べると冷涼ではあるものの、メキシコ湾流(暖流)の影響で緯度の割には冬の寒さは厳しくなく、降雪量も少ないです。首都ダブリンでは夏の平均最高気温が摂氏19度程度、冬の平均最低気温が摂氏3度程度。海流の影響を受けやすいことから、天気が変わりやすい傾向にあり、「一日の中に四季がある」と表現されます。一年を通して、曇りや雨の日が多いです。
平均気温(°C) | 日照時間(H) | UV Index | |
---|---|---|---|
1月 | 2.6 – 8.7 | 2.07 | 1 |
2月 | 2.6 – 9.1 | 2.6 | 1 |
3月 | 3.9 – 11.6 | 4.2 | 2 |
4月 | 5.5 – 14.5 | 5.93 | 4 |
5月 | 8.5 – 17.7 | 6.97 | 5 |
6月 | 11.3 – 20.6 | 6.9 | 6 |
7月 | 13.5 – 22.8 | 7.3 | 6 |
8月 | 13.4 – 22.5 | 6.8 | 5 |
9月 | 11.0 – 19.8 | 5.17 | 4 |
10月 | 8.2 – 15.6 | 3.77 | 2 |
11月 | 5.2 – 11.7 | 2.33 | 1 |
12月 | 3.1 – 9.0 | 1.8 | 0 |
サマータイム
Irish Standard Time(IST)といい、夏時間は毎年3月の最終日曜日(2025年は3月30日)の午前1時を午前2時にと1時間時計を進め、10月最終日曜日(2025年は10月26日)の午前2時を午前1時に1時間戻します。
時差
日本との時差は、グリニッジ標準時(Greenwich Mean Time / GMT)で9時間、サマータイム期間は8時間遅れ。ヨーロッパのほとんどの国は、英国より1時間先行しています。
電圧
230V。コンセントの形状はGタイプ。
金融関連
アイルランドの個人用の主な銀行は、Bank of Ireland(バンク・オブ・アイルランド)、Allied Irish Banks (AIB)(アライド・アイリッシュ・バンク)、Permanent TSB(パーマネントTSB)などが、全国的に展開しています。
その中でもBank of Irelandが最大手で、支店数やATMが多数あります。
また、店舗を持たない銀行として、Revolut(レボリュート)やN26(エヌトゥエンティーシックス)があります。これらは、口座維持費がかからないなどの特典があります。
口座の種類
●当座預金(Current Account)
一般的な口座。日々の支払いや給与振り込みなどに使用する口座。デビットカード(Debit Card)は、送られてきますが、小切手帳はリクエストすれば、入手できる銀行が多いです。ただ、昨今は使用の縮小傾向にあることと、小切手を使用・発行するごとに手数料がかかる銀行もあります。
また、通帳はなく、ステートメントと呼ばれる取引明細は、希望者のみに郵便されます。口座維持手数料がかかる場合があります。ただし、 学生・シニア向けは無料になることも。
また、利子はつかない銀行がほとんどで、つく場合もありますが金額は少額です。
●普通預金口座(Savings Account)
利息付きの貯蓄用口座ですが、金利は低め。定期的な貯金、緊急資金の保管として使えます。
●定期預金口座(Fixed Term Deposit Account)
一定期間(例:6カ月、1年、5年など)お金を預けて固定金利で運用する中長期の運用口座で金利は普通預金より高め。ただし、満期前に引き出すとペナルティがあることが多いです。
●子ども向け口座(Junior Account / Children’s Savings Account)
親が管理する形で、18歳未満の子どものための貯金に適した口座。手数料無料。子どもがお金を学びながら使える教育的なツールの提供などもしています。
●学生口座(Student Account)
18歳以上のフルタイムの学生向けの無料口座。オーバードラフト(借越)の機能があるので便利です。
口座開設
アイランドで銀行口座を開設するには、直接銀行支店の窓口に出向くか、もしくはオンラインの2つの方法があります。
●銀行窓口で開設する場合
アプリやオンラインから申込フォームに記入して、身分証明書(パスポートや運転免許証)と住所証明(公共料金の請求書など。最新3カ月以内)を持参します。
子ども向け口座開設で本人のパスポートがない場合は、出生証明書と保護者のIDになるものと住所証明が必要です。
学生口座の開設は、身分証明書、住所証明と在学証明書が必要です。
●アプリやオンラインで開設する場合
公式サイトまたはアプリから申し込みをします。オンラインフォームに記入して、本人確認書類のスマホで写真を撮り、住所証明などはPDFをアップロードします。
本人確認として、アプリ上で動画や自撮りして顔認証も行います。
また、居住証明書等がなくても簡単に開設できる口座としては、Wise や Revolut のようなサービスがありますが、すべてがオンライン取引ベースで現金での出入金はできません。また、デビットカード等を提供していますが、カード発行やATMで現金引き出す際に手数料がかかったりします。また、預金保護(ペイオフ)制度の対象ではないため、大金の保管には注意が必要です。
通貨は、ユーロ(Euro, €)。現金はまだ広く使われていますが、観光地や都市部ではカードが主流です。
携帯電話
アイルランドの主な携帯キャリアは以下の3社が中心です。Vodafone Ireland、Three Ireland、Eir。通信環境・速度としては、都市部は4G、5Gが広く利用可能。地方は4Gが主流で、山間部などは電波が弱いこともあります。日本の携帯がSIMフリーであれば、そのままアイルランドのSIMを入れて使えますが、SIMロック解除が済んでいるか事前に確認しておきましょう。
携帯電話の契約種類
月額契約(Postpaid / Contract)は、毎月一定額を支払って、通話・SMS・データが一定量使えるプランで、契約期間は通常12カ月〜24カ月が多く、プリペイド契約(Pay As You Go)は、使った分だけ支払う方式で、前もってチャージ(トップアップ)した金額内で通話・SMS・データ通信を使います。これは、契約の縛りなし、いつでも停止・変更可能です。また、SIMフリープラン(SIM-only Plan)は、既に携帯を持っている人向けの月額契約方法です。
ブロードバンド
アイルスランドのブロードバンド会社には、Vodafone Ireland、Eir、Virgin Media、Sky Ireland、Pure Telecom があります。中でもSky Irelandは、衛星・IPTVを通じたテレビサービス会社で、映画やスポーツ、Netflix など有料テレビのサービスもしており、ブロードバンドや携帯などを合わせて申し込むとお得なパッケージも用意してので、各社の特徴をよく調べて利用するといいでしょう。
Lan (WiFi)
都市部では、カフェ、パブ、バス、駅や空港での無料のWiFiが充実しています。街中でのちょっとした作業には十分便利な環境です。