アイルランド
首都
ダブリン (Dublin)
日本との時差
8時間(冬季は+1時間)
在留邦人数(2024年10月時点)
長期滞在者: 2,138人
永住者: 898人
合計: 3,036人(うち成人数: 2,363人)
民族構成
アイルランド人76.6%、アイルランド系漂泊民0.6%、その他の白人9.9%、アジア系3.3%、黒人1.5%、アラブ・ロマ・ミックス等2%(2022 est.)
主な言語
英語、アイルランド語(ゲール語)
英語が話せる割合(2023)
Very Good: 98%
主な宗教(2019〜22)
ローマン・カトリック69.2%、プロテスタント3.7%、正教会2%、その他のキリスト教0.9%、イスラム1.6%、無神論・不可知論者0.1%等(2022 est.)
気候
日本と比べると冷涼ではあるものの、メキシコ湾流(暖流)の影響で緯度の割には冬の寒さは厳しくなく、降雪量も少ない。
首都ダブリンでは夏の平均最高気温が摂氏19度程度、冬の平均最低気温が摂氏3度程度。海流の影響を受けやすいことから、天気が変わりやすい傾向にあり、「一日の中に四季がある」と表現されるほどだが、自然災害が起こるような極端な天気になることは極めて稀。
平均気温(°C) | 日照時間(H) | UV Index | |
---|---|---|---|
1月 | 3.8 – 9.3 | 1.87 | 0 |
2月 | 3.7 – 9.6 | 2.37 | 1 |
3月 | 4.5 – 11.1 | 3.67 | 2 |
4月 | 5.9 – 12.9 | 5.23 | 4 |
5月 | 8.3 – 15.6 | 6.27 | 5 |
6月 | 10.9 – 18.2 | 6 | 6 |
7月 | 12.9 – 19.9 | 5.53 | 6 |
8月 | 12.7 – 19.7 | 5.23 | 5 |
9月 | 10.9 – 17.9 | 4.27 | 4 |
10月 | 8.5 – 14.6 | 3.23 | 2 |
11月 | 5.9 – 11.6 | 2.37 | 1 |
12月 | 4.2 – 9.7 | 1.7 | 0 |
水・食事情
水道水
ミネラルや石灰分を多く含む硬水だが、そのまま飲んでも原則問題ないとされている。建物や配水管が古い場合や貯水タンクに問題があると考えられる場合には、市販のミネラルウォーターや、ろ過器を使用すると良い。水源の天候や環境の影響によって水質が変化する場合もある。品質が水準以下まで低下した場合には、水道局(Irish Water)から水道水を煮沸して利用する旨の指示が出される。
食物
食品の衛生管理は徹底されており、万が一リコール食品があった場合には食品安全局のホームページで確認することができる。
医療事情
国民皆健康保険名称
HSE
医療保健サービス
公営(Public)医療と、プライベート(Private)医療の2つがあり、いずれも先進国の医療水準。身体に不調があれば先ず最寄りのGP(ホームドクター/General Practitioner)を受診し、必要と判断された場合には専門医に紹介状を出してもらう。命に関わる緊急事態の場合は、救急車を呼び救急病院等へ。
公営医療(Public Health Service)はHealth Service Executive(HSE)が運営する医療サービス。
当国に合法的に1年以上滞在する場合は、外国人も受診が可能。入院等には一定額の支払いを求められるが、プライベート医療と比較すると廉価である。しかし恒常的に混雑状況にあり、専門的診療を受診するまで数カ月、時として1年以上の待機を余儀なくされる例が発生している。
プライベート医療(Private Health Service)の診療費や検査代などは実費で請求されるが、プライベ ートの医療保険や海外旅行傷害保険の利用が可能。短時間で医師の診察を受けられ、自由に医療機関や専門医を選択することが可能。
医薬分業制度のため、医師発行の処方箋を薬局に持参し、購入する必要がある。
かかりやすい病気、感染症、その他
(1) 花粉症(Hay fever)
春から夏にかけて花粉症に悩まされる人が多い。原因となる花粉は、芝、樺の木、オーク、ヨモギ、ブタクサなどで、日本とは異なるため、当国に来てから初めて花粉症にかかる人も。
(2) 細菌性髄膜炎(Meningitis)
1歳以下の子どもに多い感染症で、発熱、頭痛、意識障害などが出現する。特にかかりやすい病気ではないが、当国では時々発生しており注意が必要。予防接種がある程度有効なので、当国に長期滞在する20歳以下の人は渡航後にワクチン接種をすることが推奨される(髄膜炎に対する予防接種は、アイルランドの小児予防接種スケジュールに含まれる)。
予防接種
成人:特にナシ
小児:日本の定期予防接種を済ませておくと良い。長期滞在する場合は当国の接種スケジュールに従って、未接種のものを受ける。公営医療受診資格者は、小児予防接種スケジュールに含まれる予防接種は無償で提供される(GP診察料の支払いを求められる場合も有り)。
その他
1日の中での温度差が大きく、昼間は暖かくても夜は急に冷え込んだり、天気の良い日に通り雨で急に涼しくなったりすることがある。気温に合わせて服装を調整できるよう、薄物を重ね着したり、上着等を常備したりする等の工夫が必要。
2025年の祝祭日
3月17日(月) 聖パトリックの日
4月21日(月) イースターマンデー
5月1日(木) 国の祝日
6月2日(月) 6月のバンクホリデー
8月4日(月) 8月のバンクホリデー
10月27日(月) 10月のバンクホリデー
12月25日(木) クリスマス
12月26日(金) セントスティーブンズデー