ポーランド
首都
ワルシャワ (Warsaw)
日本との時差
7時間(冬季は+1時間)
在留邦人数(2024年10月時点)
長期滞在者: 2,136人
永住者: 1,717人
合計: 3,853人(うち成人数: 419人)
民族構成
ポーランド人96.9%、シレジア人1.1%、ドイツ人0.2%、ウクライナ人0.1%、その他1.7%(2011 est.)
主な言語
ポーランド語98.2%、シレジア語1.4%、その他1.1%等(2011 est.)
英語が話せる割合(2023)
Very Good: 10%
Good: 47%
主な宗教(2019〜22)
カトリック84.6%、正教会1.3%、プロテスタント0.4%、その他0.3%(2022 est.)
気候
海洋性気候、地理的な位置によっては大陸性気候。多くの地域では雨はほとんど降らないが、夏の間は数日間連続してまとまった時間雨が降り続く可能性もある。冬は非常に寒く、時には-20℃まで下がることもあるが、稀に穏やかになることも。山では4月まで雪が降り、5月まで雪が残る年もある。
平均気温(°C) | 日照時間(H) | UV Index | |
---|---|---|---|
1月 | -3.7 – 2.1 | 1.33 | 1 |
2月 | -3.2 – 3.6 | 2.23 | 1 |
3月 | -0.5 – 8.3 | 3.67 | 2 |
4月 | 3.9 – 15.0 | 5.2 | 4 |
5月 | 8.6 – 20.4 | 7.33 | 5 |
6月 | 11.9 – 23.4 | 7.7 | 6 |
7月 | 14.1 – 25.6 | 7.83 | 6 |
8月 | 13.5 – 25.3 | 7.37 | 5 |
9月 | 9.4 – 19.9 | 4.83 | 4 |
10月 | 5.1 – 13.6 | 3.43 | 2 |
11月 | 1.6 – 7.6 | 1.4 | 1 |
12月 | 3.5 – -2.1 | 0.93 | 0 |
水・食事情
水道水
水質は浄水場では管理されているが、配水管等に問題のある場合があるため、飲用にはミネラルウォーターが推奨される。どこでも容易に入手可能。
食物
ワルシャワ市内および近郊には大型スーパーが多数あり、生鮮食料品を含め食品の一般的な衛生管理に特段の問題はない。
医療事情
国民皆健康保険名称
NFZ
医療保健サービス
日本と類似の国民皆保険の公的医療システムがある。公的医療機関は常に混雑している上、設備が古く不十分なこともあり、現地語が堪能でないと受診は困難。家庭医制度があり、救急時以外は家庭医を受診し、医者の判断で専門医や入院施設を紹介されるシステム。救急時には救急車の利用が可能。
近年、施設や医療機器の比較的充実した私立医療機関が多数開業しており、その多くは英語による受診ができる。医療費が高額となることが多いが、支払いは現金やクレジットカードの利用が可能。受診する場合は事前予約要。入院設備のないところも多く、精密検査や手術、入院治療等が必要な場合は公的医療機関に転院となる場合もある。
精神科や心療内科等は外国人が容易に利用できる病院は多くない。長期治療やリハビリが必要な場合は、西ヨーロッパや日本へ移送を要することも。移送には高額な費用が必要となる可能性があるため、十分な補償額の海外旅行保険への加入が必要。
医薬分業制のため、薬は医師に処方箋をもらい薬局(APTEKA)で購入。一般薬を除き、ほとんどの医薬品は処方箋がないと購入できない。
かかりやすい病気、感染症、その他
(1) 交通事故:
都市部では交通量が多く、スピードを出す車が多いので交通事故には注意が必要。高速道路の整備は進められてはいるもののまだ不十分。郊外の道路事情は悪い。
(2) 上気道炎・アレルギー性鼻炎(花粉症):
寒暖差が大きく、特に冬季は湿度が非常に下がるため、風邪をはじめとする呼吸器感染症に罹患しやすくなる。
(3) 転倒:
冬季は雪や凍結で路面が滑りやすくなるので、靴底が滑りにくく加工された靴を履くなど、転倒にはくれぐれも注意が必要。
(4) サルモネラ腸炎:
ポーランド全土で発生が報告される。加熱調理が不十分な鶏卵や鶏肉が原因となることが多いため、摂氏80度以上1分間以上の加熱調理が必要。
(5) ダニ媒介性脳炎:
風土病として、マダニが媒介するダニ媒介性脳炎やライム病がある。北東部国境地帯で感染する可能性が高いが、患者数は比較的少ない。山歩きやハイキングなど野外活動が好きな人は予防接種が推奨される。
予防接種
入国に際して接種が義務づけられている予防接種はないが、B型肝炎と破傷風ワクチンの接種が望ましい。
その他
海洋性気候と大陸性気候の両方の影響を受けるため、気候が不安定。気温や天気の変動が激しく、夏でも急に寒くなることがある。日中と夜間の気温差が大きく、体調を崩しやすいので注意が必要。寒さの厳しい冬季は暖房機器の使用による乾燥のため呼吸器疾患にかかることが多いので、加湿器を用いるなど一定の湿度の維持に留意する必要がある。乾燥に起因する皮膚障害などのケースも多いため、ローションやクリームなどで保湿に心がけることが重要。
2025年の祝祭日
4月21日(月) イースターマンデー
5月1日(木) メーデー
5月3日(土) 憲法記念日
6月9日(月) 聖霊降臨祭(sub)
6月19日(木) 聖体祭
8月15日(金) 聖母の昇天祭
11月1日(土) 万聖節
11月11日(火) 独立記念日
12月25日(木) クリスマス
12月26日(金) セカンド クリスマス