イギリス一般情報
基礎情報 2026年の祝祭日 地理 気候 サマータイム 時差 電圧 金融関連 携帯電話 ブロードバンド
基礎情報
正式国名
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)
首都
ロンドン (London)
国土面積
243,000km²(日本の66%)、ロンドン 1,580km²(東京 2,157km²)
人口
およそ 6,796万人(日本の約1/2)、ロンドン 975万人(東京 1,419万人)
在留邦人数
長期滞在者 : 36,018人、永住者 : 28,952人、合計 : 64,970人(うち成人数 : 51,431人)
公用語
英語(ウェールズではウェールズ語、スコットランドと北アイルランドの一部ではゲール語も使われています)
民族構成
白人 87.2%、黒人・アフリカ・カリブ系 3%、インド系 2.3%、パキスタン系 1.9%、ミックス 2%、その他 3.7% (2011 est.)
主な宗教
キリスト教 46.2%、イスラム 6.5%、ヒンズー 1.7%、その他 2%、無宗教 37.2%
2026年の祝祭日
1月1 日(木)元旦/New Year’s Day
1月2日(金)年始休暇/2nd January スコットランドのみ
3月17日(火)聖パトリックの日/St Patrick’s Day 北アイルランドのみ
4月3日(金)聖金曜日/Good Frida
4月6日(月)復活祭月曜日/Easter Monday
5月4日(月)アーリー・メイ・バンクホリデー/Early May Bank Holiday
5月25日(月)スプリング・バンクホリデー/Spring Bank Holiday
6月15日(月)ワールドカップ・バンクホリデー/World Cup Bank Holiday スコットランドのみ
7月13日(月)ボイン川の戦い/Battle of the Boyne 北アイルランドのみ
8月3日(月)サマー・バンクホリデー/Summer Bank Holiday スコットランドのみ
8月31日(月)サマー・バンクホリデー/Summer Bank Holiday イングランド、ウェールズ、北アイルランド
11月30日(月)聖アンドリューの日/St Andrew’s Day スコットランドのみ
12月25日(金)クリスマス/Christmas Day
12月28日(月)ボクシングデー(振替休日)/Boxing Day
地理
ヨーロッパの北西海岸沖に位置するイギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成り立っています。イギリスの最大部分を占めるのは、イングランド、ウェールズ、スコットランドからなるグレートブリテン島。別の島にある北アイルランドは、アイリッシュ海のノースチャンネルを挟んで、グレートブリテン島からわずか19キロほどの距離にあります。
なだらかな丘陵と平野が点在し田園地帯が広がることで知られるイングランドは、大河と小川が織りなす肥沃な土地を持ち、その土壌の恵みは数千年にわたり繁栄した農業経済を支えてきました。そんなイングランドの基本的特徴としては、狭い範囲の中にも多様性があること、海から120キロ以上離れている場所がないこと、ロンドンからだと国内の最も遠い場所でさえ、車や鉄道で 1 日以内でたどり着けることなどが挙げられるでしょう。
イギリスで最も山岳地帯が多いスコットランドとウェールズは、深い谷によって隔てられた鋭い山脈に覆われています。これは、約2万年前の最終氷河期に厚い氷河が大地を覆っていた時代に形成されたものといわれています。スコットランド北西部では、氷河が溶けたことにより数千もの湖(Lochs)が残されました。ネッシーと呼ばれる巨大な怪物が住んでいると言われるネス湖(Loch Ness)もその一つです。
北アイルランドの中央には、長さ約 32 キロメートルの長方形の湖ネイ湖(Lokh Nay)があります。この湖の西側は起伏に富んだ低地ですが、さらに北上するとスペリン山脈へと続きます。北東には、高原がそびえ立つ玄武岩でできたアントリム台地や白亜が地表に露出した高原、樹木のない丘陵、樹木が生い茂るアントリム渓谷など変化に富んだ自然が見られます。南東部では、海に続くモーン山脈(Mourne Mountains)が広がります。
気候
英国は北緯51度、北海道以北に位置している。メキシコ湾から温暖な気候が偏西風で運ばれてくるため、日本と比べて冷涼ではあるものの、緯度に比較すると温暖な気候に恵まれている。
首都ロンドンでは夏の平均最高気温が摂氏24度程度、冬の平均最低気温は摂氏3度程度。一年を通じて降雨があるが、特に冬季に雨が多くなる傾向。
| 平均気温(°C) | 日照時間(H) | UV Index | |
|---|---|---|---|
| 1月 | 2.6 – 8.7 | 2.07 | 1 |
| 2月 | 2.6 – 9.1 | 2.6 | 1 |
| 3月 | 3.9 – 11.6 | 4.2 | 2 |
| 4月 | 5.5 – 14.5 | 5.93 | 4 |
| 5月 | 8.5 – 17.7 | 6.97 | 5 |
| 6月 | 11.3 – 20.6 | 6.9 | 6 |
| 7月 | 13.5 – 22.8 | 7.3 | 6 |
| 8月 | 13.4 – 22.5 | 6.8 | 5 |
| 9月 | 11.0 – 19.8 | 5.17 | 4 |
| 10月 | 8.2 – 15.6 | 3.77 | 2 |
| 11月 | 5.2 – 11.7 | 2.33 | 1 |
| 12月 | 3.1 – 9.0 | 1.8 | 0 |
サマータイム
原則的に、夏時間/サマータイム(British Summer Time / BST)は毎年3月の最終日曜日(2025年は3月30日)の午前1時に1時間時計を進め、10月最終日曜日(2025年は10月26日)の午前2時に1時間戻します。
時差
日本との時差は、グリニッジ標準時(Greenwich Mean Time / GMT)で9時間、サマータイム期間は8時間遅れ。ヨーロッパのほとんどの国は、英国より1時間先行しています。

電圧
⚫︎英国の電圧は120~240V。日本の電化製品や充電器を使用の際には、変換プラグや変圧器が必要です。日本仕様の電化製品や電子機器を英国のコンセントに挿すと、製品の故障につながるので注意しましょう。
⚫︎国際規格の電化製品や電子機器であれば、変圧器を使わずにそのまま使用できます。多くのパソコンのパワーアダプターやスマホ、PCの充電器は国際対応(120~240V)になっており、英国で使用する際にもコンバーターは不要です。アダプターにつなげるパワーケーブルを英国用の3ピンケーブルに交換するか、3ピンヘの変換プラグを取り付けるだけで使用できます。
⚫︎英国で使われているコンセントタイプは、3ピンのBFタイプとB3タイプ(主にスコットランドの一部で利用)の2種類で、イギリス以外のヨーロッパではCタイプが多く使われています。
金融関連
イギリスの主要銀行はBarclays(バークレイズ)、HSBC、Lloyds(ロイズ)、NatWest(ナットウエスト)、Santander(サンタンデール)です。各銀行のサービス内容を考慮したうえで銀行口座を開設しましょう。
口座の種類
一般的には、まず当座預金口座(current account)を開きます。無利子あるいは低利子ですが、キャッシュカードや小切手が利用できます。利子を付けたいなら貯蓄口座(savings account)を開きます。
非課税貯金
貯蓄口座にはさまざまな種類があります。特に個人貯蓄口座(ISAs:Individual Savings Accounts)は人気の金融サービス。利子所得や運用益が非課税になる貯蓄・運用口座で、毎税年度、上限額(2024/25 年度は£20,000)まで積み立てることができ、非課税で運用資産が複利で増えていきます。
口座を開く
⚫︎口座開設にはまず予約を入れます。パスポートなど顔写真付き身分証明書、eVISA、口座開設者の名前と住所が明記された光熱費や通信費の請求書、住居を契約した際の書類、カウンシル・タックスの請求書などが必要です。場合によってはNI(ナショナル・インシュアランス)ナンバー、勤務先からのレター、他口座の残高証明が必要となる場合もあるので持参するとよいでしょう。口座開設時点で入金の必要はありません。本人である証明が必要なときの確認事項として、後日、母親の旧姓(mother’ s maiden name)などを聞かれることもあります。当座口座はアプリやオンラインで開設できる場合もあります。
⚫︎口座は申し込みから5~10営業日ほどで開設され、その後、キャッシュカードなどが送られてきます。小切手帳は自動的には発行されません。必要な場合は、口座開設時に依頼しましょう。カードと暗証番号は別々に送られてきますが、その日数差はあまりありませんので、どちらかが届かない場合は念のために銀行に問い合わせてみましょう。
口座取引明細書/ステートメント
ネットバンクを含むほとんどの銀行では通帳を発行していません。口座取引明細書/ステートメント(statement)は、郵送またはペーパーレス照会を選択することができます。残高は、現金自動預払機(ATM)、インターネットバンキングのウェブサイトやスマートフォンにダウンロードしたアプリでも確認できます。詳細は口座を持つ銀行に問い合わせましょう。
入金
紙幣と小切手の入金は銀行内のATM で対応可能。小切手は銀行アプリでも入金できます。高額の場合、銀行にて入金伝票(paying-in slip)に記入して窓口で手続きする方が楽な場合もあります。
現金引き出し
現金自動支払機(ATM)は24時間利用可能。取引銀行と提携している銀行であればどのATMを使っても手数料はかかりません。銀行以外の場所に設置されたATMでは手数料がかかることもあるので、画面で確認しましょう。
多機能ATM
銀行内には、入金専用機や、過去1ヵ月分ほどのステートメントの印刷ができる機械もある他、銀行によっては営業時間外でもカードで入口のロックを解除して建物内のATMを利用することができます。
暗証番号
カードを受け取った時点で暗証番号はあらかじめ決められていますが、ATM で任意の番号に変更することができます。
デビットカード
銀行口座と連動したキャッシュカードが、デビットカード(debit card)。支払い直後に即時決済されほぼ現金と同様に使えて便利ですが、預金残高額以上は使えません。
銀行によっては預金残高を超える利用の際に、当座貸越し(overdraft)ができる口座設定もあります。その手数料や利子は銀行ごとに条件が異なりますので、問い合わせてみましょう。
コンタクトレス・ペイメント
コンタクトレス・ペイメント(Contactless Payment)は、暗証番号を入力することなく、専用読み取り機にデビットカードやクレジットカードをかざすだけで支払いが可能なシステム。左のようなマークが付いていれば、日本発行のカードも利用可能です(上限額あり)。ロンドンの地下鉄やバスなどの交通機関では、オイスターカードの代わりにもなり便利。
自動引き落とし/自動振替
⚫︎毎回請求額が変わる公共料金やクレジットカード会社への返済などの口座自動引き落としはダイレクト・デビット(direct debit)、家賃など定額を銀行口座から自動振替をするにはスタンディング・オーダー(standing order)を使うと便利です。通常はインターネットバンキングやアプリを使って手続き、設定することができます。
⚫︎ダイレクト・デビットやスタンディング・オーダーを停止するときは、インターネットバンキングやアプリで、あるいは直接銀行で手続きできます。
書類の発行
残高証明などの書類やステートメントの臨時発行/再発行は有料です。また即日発行はできませんので、必要があるときは早めの手続きを。
取引支店の変更と口座解約
取引支店の変更は比較的簡単です。口座の解約は基本的には無料ですが、手数料がかかる場合もあります。
ペイオフ
英国にも預金者保護システム/ペイオフ(FSCS / Financial Services Compen の£85,000 まで(ジョイント・アカウントの場合は£170,000 まで)は100% 補填されます(2024年11月現在)
ビルディングソサエティ
⚫︎もともとは住宅金融公庫と同様の機関であったビルディングソサエティ(Building Society)ですが、今ではその役割も銀行とほとんど変わりません。銀行のATMであれば手数料なしで利用できます。
⚫︎支払いは、銀行の窓口やセルフサービス機を利用するか、インターネットバンキングで送金するなどの方法がある他、毎月全額返済をする場合には自動引き落としの設定をすることもできます
ネットバンク
金利の良さなどを考慮するなら、実店舗を持たないことで経費を節減し、高い利子を実現しているネットバンク(First Direct[ファーストダイレクト])、Atom Bank[アトム]、Monzo Bank[モンゾー]、Starling Bank[スターリング]、Chase Bank[チェイス]など)も考慮するとよいでしょう。英国内のコールセンターに24 時間つながり、通常のATM からの現金引き出しも可能です。連邦預金保険公社(FDIC)に加入していることが選ぶ際の目安。
その他のサービス
銀行預金に直につながっているデビットカードを持ち歩きたくない場合は、日常的な財布代わりに使える Monzo Bank や Revolut(レボリュート)といったデジタル決済カードが便利です。スマホアプリを使ったさまざまな手続きが可能で、国内外への送金や両替の他、支払い金額のシェア機能まで付いており、イギリスでは「セカンド・カード」的な扱いで普及しています。比較的簡単に口座を開設できることから、渡英直後の金融手段としても重宝されています。
日本 英国間の送金
WISE(ワイズ)は、実際の為替レート(ミッドマーケットレート)を採用し格安の手数料で海外送金できるオンライン金融サービスの一つ。多通貨口座を作って為替レートがよいタイミングで入金・保有・管理ができ、WISEが発行するデビットカードを使って決済することも可能です。詳細はこちらで確認を。他にも同様のサービスがありますので、調べてみましょう。
クレジットカード
⚫︎クレジットカードは、各銀行をはじめさまざまな機関から発行されています。
⚫︎請求書には支払期日や最低支払額が記載されています。一括払いやリボ払いの設定はなく、最低支払額を上回っていれば自由に返済できます。支払期限を過ぎると利子が付くだけでなく、罰金が課せられる場合もあります。
携帯電話
携帯電話は、EE、O2、Vodafone、3(Three)の大手4社がほとんどのシェアを占めています。その他、実店舗を持たないことで価格を安く抑えたサービスを提供するプロバイダーgiffgaffや、大手インターネットプロバイダーのBTやVirgin Mobile、スーパーマーケットなども携帯電話サービスを提供しています。近年、ほとんどの月額制パッケージは「無料通話(unlimited minutes)」や「無料テキスト(unlimited texts)」を提供しており、料金はデータ通信量限度によって決まります。
販売店
携帯電話ショップには、特定の携帯電話会社のサービスや製品を売る店と、複数のネットワーク会社のサービスや製品を扱う店の2種類があります。後者には家電量販店Currys内にあるCarphone Warehouseなどがあり、各社のサービスを比較しながら購入できます。
携帯電話の契約種類
利用方法は、12ヵ月から24ヵ月の契約を元に月ごとに一定額を支払う月額制(contract/monthly)と、期間契約せずに使った分だけ払うプリペイド式(Pay As You Go)の2 種類。月額制は、通話、テキスト、インターネットのデータ使用量や契約期間よって、多様なプランが用意されています。SIMカードを挿せばすぐに使える端末なら、契約期間を気にしなくて良い Pay As You Go も便利です。街中やカフェには携帯電話のデータ通信を使わなくて済む無料のWiFiスポットも多く、使用量や頻度によっては月額制より安く抑えられる場合もあります。
契約にあたり
新契約の際には、身分証明書や住所の証明が必要で、月額制の場合は信用格付け(credit rating)も調べられます。料金を自動引き落としにする場合は銀行口座の詳細も用意しておきましょう。都市部では携帯電話を狙った盗難が多発しているので、契約・購入時に保険に加入しておくと安心です。
月額制の場合
月額制の基本料金は数ポンドから約£90とさまざま(携帯電話機代が含まれないSIMカードのみの安価な契約もあります)。支払いは、銀行自動引き落としやクレジットカードなどで行います。
プリペイド式の場合
事前に料金を支払い、使用状況に応じて通話料を追加/トップアップ(top up)をする、前払いタイプです。トップアップには、インターネットや電話、キャッシュマシンでの入金、スーパーマーケットやニュースエージェントで番号が印刷されたレシート(バウチャー)を購入して手続きするなどの方法があります。
現地契約に時間がかかりそうなときは
契約に必要な情報が揃わず携帯電話の契約がすぐにできない場合は、出国前に日本で利用しているスマホにeSIMを購入設定すれば、現地ですぐに接続・利用開始することができます。eSIMには「eSIM Mart」や「World eSIM」などのサービス会社があります。ただし使える機種が少ない、SIMロックがかかったスマホの場合は利用できないなどのデメリットも。イギリス対応のSIMカードを出発前に購入し、スマホのSIMを差し替えて利用する方法もあります。家電量販店や通信会社、ネットショップなどで取り扱いあり。
ブロードバンド
英国にはBT、Sky、TalkTalk、Plusnet、Virgin Media、EE などブロードバンド・プロバイダーが多く、そのほとんどが固定電話や携帯電話とインターネットのサービスをセット販売しています。またテレビの有料チャンネルやスマートフォンを合わせたパッケージサービスを行う業者も多く見られます。料金は通信速度やダウンロード使用量によってさまざまです。契約期間は12ヵ月・18ヵ月・24ヵ月のいずれかが多いようです。トラブルがあっても、契約期間中は解約できないケースがありますので、契約書をよく読んでプロバイダーは慎重に選びましょう。
モバイルブロードバンド
モバイルブロードバンドは、携帯電話会社が提供するブロードバンドサービスの1つです。テザリングで接続できる他、USBモデムをパソコンに取り付けたり、モバイルWiFi ルーターやPDA 端末を利用する方法などがあり、電話回線を使わずにインターネットを利用することができます。申し込みは、携帯電話の販売店や携帯電話会社小売店に直接出向くか、オンラインで行います。支払方法は携帯電話サービスと同様、月額制と、プリペイド式があり、プランも使用方法や契約期間によって選択できます。月額制の基本料金は、機種や料金に含まれるデータ通信量(2GB~無制限/月)や接続速度(15~162MB)により幅広い料金設定の中から選べます。
海外でローミングサービスを使うと、高額なデータ通信料金を別途請求するプロバイダーもあるので、事前にチェックしておきましょう。
LAN(WiFi)
WiFi対応端末からインターネットに接続できる無料のWiFi ホットスポットも増えています。無料のホットスポット以外でも接続したい場合は、BT WiFiのオンデマンド・アクセスが便利。接続時間は、1時間、1日、5日、30日から選択し、ブラウザで支払い手続きをします。ロンドンの地下鉄駅プラットフォームでは、一定の携帯会社と契約済みの場合のみ地下でもWiFi に接続することが可能です。2025年末までに4G/5Gベースのインターネット・コネクションをほとんどの駅で導入予定。地上のオーバーグラウンド駅やコーチ・ステーション、空港などでは4G/5Gを使ったコネクション以外に、無料Wifiに接続することができます。「WiFi Zone」のマークが目印。








