パスポートの目的は世界共通ですが、残念ながら、どのパスポートも平等の価値を持つというわけではありません。それぞれのパスポートは、世界情勢や外交、国ごとに異なる出入国制限の影響を受けているからです。

2025年10月から、EUの入出国システム(EES)がシェンゲン圏内のすべての通過地点で導入され、これまでほぼフリーパス状態だったイギリス人でさえ、指紋や顔認識技術でスキャンした写真などの生体認証データを提出することが義務付けられるようになりました。

2026年、世界で最も強力なパスポートは?

Image by Manfred Reinert from Pixabay

ヘンリー・パスポート・インデックス(The Henley Passport Index)は、世界最大にしてもっとも正確とされる旅行データベースである国際航空運送協会(IATA)のデータを基に、199の異なるパスポートがビザ申請なしで渡航できる227の旅行先の数からパスポートをランク付けしています。

これによると世界で最も強力なのはシンガポールのパスポートで、シンガポール国民はビザなしで192カ国に渡航することができます。2018年以降、シンガポールは常に1位か2位の座にとどまっているというのもすごいですね。

2位は同率で日本と韓国。両国とも、1位のシンガポールより10カ国少ない188カ国にビザなしで無制限に渡航できます。

しかし、アジア諸国が上位を独占しているわけではありません。デンマーク、ルクセンブルク、スペイン、スウェーデン、スイスはいずれも3位で、186カ国へビザなしで旅行することができます。

4位に入ったのは10カ国もありました。これは調査史上初めてで、しかもそのすべてがEU加盟国となっています。

The 10 most powerful passports in the world in 2026

ちなみに、世界でもっとも非力なパスポートは、ビザなしで渡航できるのがわずか24カ国にとどまったアフガニスタン。この数字にはVoA/Visa on Arrival(入国時に発行される到着ビザ)も含まれており、完全なビザフリー国は片手で数えられる程度にとどまるようです。

この調査結果は「2026年における世界のモビリティ格差規模」の厳しさを表しているといえるでしょう。2006年、当時は最強トップだったアメリカ合衆国のパスポートと、最下位のアフガニスタンの渡航先格差は118カ国でしたが、現在では168カ国にまで拡大しています。

Image by Mohamed Hassan from Pixabay

参考ウェブサイト:メトロ・オンライン

https://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2026/04/15_2604_top.jpghttps://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2026/04/15_2604_top-150x150.jpgLiE 編集部パスポートの目的は世界共通ですが、残念ながら、どのパスポートも平等の価値を持つというわけではありません。それぞれのパスポートは、世界情勢や外交、国ごとに異なる出入国制限の影響を受けているからです。 2025年10月から、EUの入出国システム(EES)がシェンゲン圏内のすべての通過地点で導入され、これまでほぼフリーパス状態だったイギリス人でさえ、指紋や顔認識技術でスキャンした写真などの生体認証データを提出することが義務付けられるようになりました。 2026年、世界で最も強力なパスポートは? Image by Manfred Reinert from Pixabay ヘンリー・パスポート・インデックス(The Henley Passport Index)は、世界最大にしてもっとも正確とされる旅行データベースである国際航空運送協会(IATA)のデータを基に、199の異なるパスポートがビザ申請なしで渡航できる227の旅行先の数からパスポートをランク付けしています。 これによると世界で最も強力なのはシンガポールのパスポートで、シンガポール国民はビザなしで192カ国に渡航することができます。2018年以降、シンガポールは常に1位か2位の座にとどまっているというのもすごいですね。 2位は同率で日本と韓国。両国とも、1位のシンガポールより10カ国少ない188カ国にビザなしで無制限に渡航できます。 しかし、アジア諸国が上位を独占しているわけではありません。デンマーク、ルクセンブルク、スペイン、スウェーデン、スイスはいずれも3位で、186カ国へビザなしで旅行することができます。 4位に入ったのは10カ国もありました。これは調査史上初めてで、しかもそのすべてがEU加盟国となっています。 The 10 most powerful passports in the world in 2026 ちなみに、世界でもっとも非力なパスポートは、ビザなしで渡航できるのがわずか24カ国にとどまったアフガニスタン。この数字にはVoA/Visa on Arrival(入国時に発行される到着ビザ)も含まれており、完全なビザフリー国は片手で数えられる程度にとどまるようです。 この調査結果は「2026年における世界のモビリティ格差規模」の厳しさを表しているといえるでしょう。2006年、当時は最強トップだったアメリカ合衆国のパスポートと、最下位のアフガニスタンの渡航先格差は118カ国でしたが、現在では168カ国にまで拡大しています。 Image by Mohamed Hassan from Pixabay 参考ウェブサイト:メトロ・オンライン