イタリアでは来たる2月6日から22日まで、「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」が開催されます。「ミラノ・コルティナ」とはいうものの、実際のところは、ミラノとコルティナ・ダンペッツォをメイン会場としつつ、ボルミオ、リヴィーニョ、テーゼロ、プレダッツォ、アンテルセルヴァといった他の街でも競技が行われるため、今回のオリンピックは分散型という特徴を持っています。そこで今回は、主要会場であるミラノとコルティナ・ダンペッツォを中心にオリンピック開催地を巡ってみましょう。

開会式が行われるミラノはオリンピックムード満載

開会式が行われるのは、ACミランとインテル・ミラノがホームとするミラノのサッカースタジアム「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(Stadio Giuseppe Meazza)、通称「サンシーロ(San Siro)」。開会式に向けてミラノの街はすでにかなりの盛り上がりを見せています。

ドゥオモ広場には没入型のインスタレーションが設置され、街の主要ポイントにはオリンピック公式ショップもオープンし、マスコットのティナとミロや、「26」と描かれたオリンピックロゴがモチーフになったグッズも発売中。

新しく建設されたミラノのアイススケート場

雪が積もらないミラノではアイススケート場が新しく建設され、フィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラックなどの氷上競技が行われます。また、オリンピック開催に合わせて「シックスセンシズ・ミラノ(Six Senses Milano)」、「カールトン(The Carlton)」など、高級ホテルのオープンラッシュも続いています。

メイン会場の一つ、高級スキーリゾート「コルティナ・ダンペッツォ」

コルティナ・ダンペッツォでは雪上競技を開催

ミラノからは直線距離でも300キロ程離れた、もう一つのメイン会場、コルティナ・ダンペッツォは「ドロミティの女王」と呼ばれるドロミティ山脈の岩山に囲まれた美しい街。115キロにおよぶ70のゲレンデと37基のリフト設備を備えたイタリア有数のスキーリゾートとしても知られ、高級ホテルやハイブランドショップも立ち並んでいます。

ここでは女子アルペンスキー、ボブスレー・リュージュ・スケルトン、そして初のオリンピック種目となった山岳スキーなどの競技が開催されます。

大自然の魅力を満喫できるコルティナ・ダンペッツォ Guide Ride in Cortinaù

コルティナ・ダンペッツォでは、夏には大自然の中でトレッキングやハイキングを楽しむことができ、1年を通して山でのバカンス愛好者たちが訪れる人気のエリアです。

イタリアアルプス地方の代表的な伝統料理 (左から)freepik、Richardthelion from Pixabay、RitaE from Pixabay

赤カブ、またはカボチャやホウレン草の入った半月形のラヴィオリ「カスンツィエイ(Casunziei)」や、燻製生ハム「スペック(Speck)」、ホウレン草やチーズ、パンを混ぜて作った団子をスープに入れた「カネーデルリ(Canederli)」など、イタリアアルプスの伝統料理もぜひご賞味ください。

ヴェローナの円形競技場、アレーナ Gianni Crestani from Pixabay

閉会式が行われるのは、『ロミオとジュリエット』の舞台として知られる街、ヴェローナにある円形競技場「アレーナ(Arena)」。アレーナは、イタリアの中ではもっとも保存状態が良い円形競技場の一つとしても知られており、夏に行われる野外オペラ「アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭(Arena di Verona Opera Festival)」でも有名です。

さまざまな個性を持つ複数の地で行われる今年の冬季オリンピック。開催地を巡る旅もぜひ一考ください。

投稿者プロフィール

田中 美貴
田中 美貴
大学卒業後、雑誌編集者を経てイタリアへ。現在ミラノ在住。ファッションを中心に、デザイン&インテリア、カルチャー、食、旅などの記事を有名紙誌、WEB媒体に寄稿。TV、広告などの撮影コーディネーションや、イタリアにおける日本企業のイベントオーガナイズやPR、カタログ作成や翻訳なども行う。
https://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2026/01/08_2601_ita-olympic_top.jpghttps://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2026/01/08_2601_ita-olympic_top-150x150.jpg田中 美貴イタリアでは来たる2月6日から22日まで、「ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック」が開催されます。「ミラノ・コルティナ」とはいうものの、実際のところは、ミラノとコルティナ・ダンペッツォをメイン会場としつつ、ボルミオ、リヴィーニョ、テーゼロ、プレダッツォ、アンテルセルヴァといった他の街でも競技が行われるため、今回のオリンピックは分散型という特徴を持っています。そこで今回は、主要会場であるミラノとコルティナ・ダンペッツォを中心にオリンピック開催地を巡ってみましょう。 開会式が行われるミラノはオリンピックムード満載 開会式が行われるのは、ACミランとインテル・ミラノがホームとするミラノのサッカースタジアム「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(Stadio Giuseppe Meazza)、通称「サンシーロ(San Siro)」。開会式に向けてミラノの街はすでにかなりの盛り上がりを見せています。 ドゥオモ広場には没入型のインスタレーションが設置され、街の主要ポイントにはオリンピック公式ショップもオープンし、マスコットのティナとミロや、「26」と描かれたオリンピックロゴがモチーフになったグッズも発売中。 新しく建設されたミラノのアイススケート場 雪が積もらないミラノではアイススケート場が新しく建設され、フィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラックなどの氷上競技が行われます。また、オリンピック開催に合わせて「シックスセンシズ・ミラノ(Six Senses Milano)」、「カールトン(The Carlton)」など、高級ホテルのオープンラッシュも続いています。 メイン会場の一つ、高級スキーリゾート「コルティナ・ダンペッツォ」 コルティナ・ダンペッツォでは雪上競技を開催 ミラノからは直線距離でも300キロ程離れた、もう一つのメイン会場、コルティナ・ダンペッツォは「ドロミティの女王」と呼ばれるドロミティ山脈の岩山に囲まれた美しい街。115キロにおよぶ70のゲレンデと37基のリフト設備を備えたイタリア有数のスキーリゾートとしても知られ、高級ホテルやハイブランドショップも立ち並んでいます。 ここでは女子アルペンスキー、ボブスレー・リュージュ・スケルトン、そして初のオリンピック種目となった山岳スキーなどの競技が開催されます。 大自然の魅力を満喫できるコルティナ・ダンペッツォ Guide Ride in Cortinaù コルティナ・ダンペッツォでは、夏には大自然の中でトレッキングやハイキングを楽しむことができ、1年を通して山でのバカンス愛好者たちが訪れる人気のエリアです。 イタリアアルプス地方の代表的な伝統料理 (左から)freepik、Richardthelion from Pixabay、RitaE from Pixabay 赤カブ、またはカボチャやホウレン草の入った半月形のラヴィオリ「カスンツィエイ(Casunziei)」や、燻製生ハム「スペック(Speck)」、ホウレン草やチーズ、パンを混ぜて作った団子をスープに入れた「カネーデルリ(Canederli)」など、イタリアアルプスの伝統料理もぜひご賞味ください。 ヴェローナの円形競技場、アレーナ Gianni Crestani from Pixabay 閉会式が行われるのは、『ロミオとジュリエット』の舞台として知られる街、ヴェローナにある円形競技場「アレーナ(Arena)」。アレーナは、イタリアの中ではもっとも保存状態が良い円形競技場の一つとしても知られており、夏に行われる野外オペラ「アレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭(Arena di Verona Opera Festival)」でも有名です。 さまざまな個性を持つ複数の地で行われる今年の冬季オリンピック。開催地を巡る旅もぜひ一考ください。