ブルーゾーン(長寿ホットスポット)
100歳まで生きる可能性が高い地域、それが「ブルーゾーン」
「ブルーゾーン」とは、90歳代、あるいは100歳を超える高齢者の割合が他と比べて不自然なほど多く集中している地域のこと。このような長寿の地域とそうでない地域が存在するのはどうしてなのでしょうか。これは、研究者たちが何十年も頭を悩ましてきた疑問です。

Photo by Amanda Dalbjörn on Unsplash
およそ20年前に生まれたこの「ブルーゾーン」という言葉。一部には、自己申告年齢の正確性に疑問を呈する人たちもおり、ブルーゾーンは記録管理の不備や事務上のミスによるものだと主張しています。しかし最近、新たな研究によってデータが再検証され、ブルーゾーンとして知られてきた地域のいくつかは、正真正銘ブルーゾーンであることが確認されました。

Photo by BananaStock on Freeimages.com
『The Gerontologist』誌に掲載された同研究では、ブルーゾーンには高齢者の数がダントツに多いだけでなく、彼らが並外れた健康と活力を維持していることも指摘されました。
この研究では「①地理的に明確に定義される」「②過去150年間で90歳以上の人が非常に多く集中している」「③出生証明書や死亡証明書など、正しい年齢を検証できる記録がある」の3つを、ブルーゾーンとする条件としています。
また、世界中で高齢者の罹患率が上昇していることも鑑み、長期にわたる健康状態も重要な指標になることを付け加えました。長生きには遺伝的要因が関与している可能性も否めませんが、健康に長生きするためには、生活習慣、食生活、身体活動、そして社会的つながりが中心的な要因だということが指摘されています。
この新たな分析によって、2つの地理的地域がブルーゾーンであることが確認されました。
科学的な見地からブルーゾーンに認定された2つの場所とは!?
・サルデーニャ島(イタリア)

Photo by SlimMars 13
サルデーニャ島の東中央部「オリアストラ(Ogliastra)」と呼ばれる地域にある6つの村にまたがるブルーゾーン。誤りや身元すり替えを除外するために、民間および教会の記録を照合し家系図を再構築することで、90歳以上のすべての人の年齢を検証したところ、これらの地域では、1880年から1900年の間に生まれた人々のうち、100歳以上の高齢者の割合が、ヨーロッパの他地域の約5倍、サルデーニャ島全体の約3倍でした。しかもこれらの数字は、最初の分析以降増加の一途を辿っているということです。
世界的に見ると、100歳に達する人数は男性よりも女性が多い傾向がありますが、サルデーニャ島のブルーゾーンでは、男女の割合はほぼ同等とのことです。
・イカリア島(ギリシャ)

Photo by Manthy on Freeimages.com
エーゲ海に浮かぶギリシャの島「イカリア島(Ikaria)」は、人口約8,000人と、とても小さな島。2009年に初めてブルーゾーンに指定された当時も、90歳以上の住民の割合は全国平均の約3倍でしたが、今回の調査でも90歳代や100歳代の高齢者がたいへん多いことが確認されました。
日本では沖縄が長寿の県として知られていますが、暖かい島国の暮らしが長寿の秘訣の一つなのかもしれませんね。

参照ウェブサイト:Euro News(Health)
https://living-in-eu.com/health/blue-zonehttps://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2026/03/11_2603_blue_top.jpghttps://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2026/03/11_2603_blue_top-150x150.jpg100歳まで生きる可能性が高い地域、それが「ブルーゾーン」 「ブルーゾーン」とは、90歳代、あるいは100歳を超える高齢者の割合が他と比べて不自然なほど多く集中している地域のこと。このような長寿の地域とそうでない地域が存在するのはどうしてなのでしょうか。これは、研究者たちが何十年も頭を悩ましてきた疑問です。 Photo by Amanda Dalbjörn on Unsplash およそ20年前に生まれたこの「ブルーゾーン」という言葉。一部には、自己申告年齢の正確性に疑問を呈する人たちもおり、ブルーゾーンは記録管理の不備や事務上のミスによるものだと主張しています。しかし最近、新たな研究によってデータが再検証され、ブルーゾーンとして知られてきた地域のいくつかは、正真正銘ブルーゾーンであることが確認されました。 Photo by BananaStock on Freeimages.com 『The Gerontologist』誌に掲載された同研究では、ブルーゾーンには高齢者の数がダントツに多いだけでなく、彼らが並外れた健康と活力を維持していることも指摘されました。 この研究では「①地理的に明確に定義される」「②過去150年間で90歳以上の人が非常に多く集中している」「③出生証明書や死亡証明書など、正しい年齢を検証できる記録がある」の3つを、ブルーゾーンとする条件としています。 また、世界中で高齢者の罹患率が上昇していることも鑑み、長期にわたる健康状態も重要な指標になることを付け加えました。長生きには遺伝的要因が関与している可能性も否めませんが、健康に長生きするためには、生活習慣、食生活、身体活動、そして社会的つながりが中心的な要因だということが指摘されています。 この新たな分析によって、2つの地理的地域がブルーゾーンであることが確認されました。 科学的な見地からブルーゾーンに認定された2つの場所とは!? ・サルデーニャ島(イタリア) Photo by SlimMars 13 サルデーニャ島の東中央部「オリアストラ(Ogliastra)」と呼ばれる地域にある6つの村にまたがるブルーゾーン。誤りや身元すり替えを除外するために、民間および教会の記録を照合し家系図を再構築することで、90歳以上のすべての人の年齢を検証したところ、これらの地域では、1880年から1900年の間に生まれた人々のうち、100歳以上の高齢者の割合が、ヨーロッパの他地域の約5倍、サルデーニャ島全体の約3倍でした。しかもこれらの数字は、最初の分析以降増加の一途を辿っているということです。 世界的に見ると、100歳に達する人数は男性よりも女性が多い傾向がありますが、サルデーニャ島のブルーゾーンでは、男女の割合はほぼ同等とのことです。 ・イカリア島(ギリシャ) Photo by Manthy on Freeimages.com エーゲ海に浮かぶギリシャの島「イカリア島(Ikaria)」は、人口約8,000人と、とても小さな島。2009年に初めてブルーゾーンに指定された当時も、90歳以上の住民の割合は全国平均の約3倍でしたが、今回の調査でも90歳代や100歳代の高齢者がたいへん多いことが確認されました。 日本では沖縄が長寿の県として知られていますが、暖かい島国の暮らしが長寿の秘訣の一つなのかもしれませんね。 参照ウェブサイト:Euro News(Health)LiE 編集部LiE 編集部 toyo@a-concept.co.ukAdministratorLiving in Europe


