エコノミスト誌の姉妹機関であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit/EIU)が、医療、教育、安定性、インフラ、環境など、さまざまな要素で世界173都市を100点満点で総合評価する「世界住みやすさ指数」。この度、その最新の結果が発表されました。
ヨーロッパの4都市がトップ10にランクイン!
今年トップに躍り出たのは、98点の高得点を得たコペンハーゲン。安定性、インフラ、教育で100点満点を獲得し、その他の項目でも90点以上の評価を得たということです。

Image by Maciek from Pixabay
残念ながら、ウィーンは3年ぶりに首位の座を奪われてしまいましたが、その要因は「安全性」カテゴリーのスコアが下落したことにあるといいます。軽犯罪と暴力犯罪の蔓延、テロの脅威、軍事衝突の脅威、内乱の脅威などを考慮した上でスコアを割り出す同カテゴリーですが、今回は、昨夏ウィーンで予定されていたテイラー・スウィフトのコンサートで発生した爆破予告事件(これによりコンサートは中止に)などの事件が影響してしまったようです。
しかし、EIUの副ディレクター、バルサリ・バタチャリヤ氏によると、「これはウィーンに限った現象ではなく、世界の住みやすさは過去1年間横ばい状態が続いており、2024年と同様に、安定性スコアは世界的に低下している」とのこと。
「安全性」のスコアが下がったとはいえ、ウィーンの総合スコアは97.1点と依然として高く、チューリヒと並んで住みやすい街第2位となっています。
住みやすい街トップ10に輝いたのは!
1. コペンハーゲン(デンマーク)
2. ウィーン(オーストリア)
2. チューリヒ(スイス)
4. メルボルン(オーストラリア)
5. ジュネーブ(スイス)
6. シドニー(オーストラリア)
7. 大阪(日本)
7. オークランド(ニュージーランド)
9. アデレード(オーストラリア)
10. バンクーバー(カナダ)
トップ10にヨーロッパの都市が4つも入ったのは素晴らしいことですが、ニュージーランドのオークランドと並んで7位に輝いた大阪も大健闘ですね。
ちなみに、ワースト10にはヨーロッパや日本の都市は一つも入っていませんので、ご安心を!

参照記事:EIU:https://edition.cnn.com/2025/06/16/travel/worlds-most-liveable-cities-for-2025
CNN:https://www.eiu.com/n/campaigns/global-liveability-index-2025
https://living-in-eu.com/tidbit/global-liveability-index-2025https://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2025/06/04_2506_top.jpghttps://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2025/06/04_2506_top-150x150.jpgLiE 編集部エコノミスト誌の姉妹機関であるエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(Economist Intelligence Unit/EIU)が、医療、教育、安定性、インフラ、環境など、さまざまな要素で世界173都市を100点満点で総合評価する「世界住みやすさ指数」。この度、その最新の結果が発表されました。
ヨーロッパの4都市がトップ10にランクイン!
今年トップに躍り出たのは、98点の高得点を得たコペンハーゲン。安定性、インフラ、教育で100点満点を獲得し、その他の項目でも90点以上の評価を得たということです。
Image by Maciek from Pixabay
残念ながら、ウィーンは3年ぶりに首位の座を奪われてしまいましたが、その要因は「安全性」カテゴリーのスコアが下落したことにあるといいます。軽犯罪と暴力犯罪の蔓延、テロの脅威、軍事衝突の脅威、内乱の脅威などを考慮した上でスコアを割り出す同カテゴリーですが、今回は、昨夏ウィーンで予定されていたテイラー・スウィフトのコンサートで発生した爆破予告事件(これによりコンサートは中止に)などの事件が影響してしまったようです。
しかし、EIUの副ディレクター、バルサリ・バタチャリヤ氏によると、「これはウィーンに限った現象ではなく、世界の住みやすさは過去1年間横ばい状態が続いており、2024年と同様に、安定性スコアは世界的に低下している」とのこと。
「安全性」のスコアが下がったとはいえ、ウィーンの総合スコアは97.1点と依然として高く、チューリヒと並んで住みやすい街第2位となっています。
住みやすい街トップ10に輝いたのは!
1. コペンハーゲン(デンマーク)
2. ウィーン(オーストリア)
2. チューリヒ(スイス)
4. メルボルン(オーストラリア)
5. ジュネーブ(スイス)
6. シドニー(オーストラリア)
7. 大阪(日本)
7. オークランド(ニュージーランド)
9. アデレード(オーストラリア)
10. バンクーバー(カナダ)
トップ10にヨーロッパの都市が4つも入ったのは素晴らしいことですが、ニュージーランドのオークランドと並んで7位に輝いた大阪も大健闘ですね。
ちなみに、ワースト10にはヨーロッパや日本の都市は一つも入っていませんので、ご安心を!
参照記事:EIU:https://edition.cnn.com/2025/06/16/travel/worlds-most-liveable-cities-for-2025
CNN:https://www.eiu.com/n/campaigns/global-liveability-index-2025LiE 編集部LiE 編集部
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