大きくどっしりとしたこの野菜は、「スウェーデン(Swedish)のカブ」ということで英語では、「スウィード(Swede)」と呼ばれています。

欧州では、マッシュにしたり、シチューやキャセロールに入れて食べることが多いようようです。
1年中見かける野菜ですが、秋から冬にかけてが旬とのこと。値段もお手頃なので、日本食風にアレンジしたらどうなるのか検証してみました。

キャベツ科の一種で味はカブに似ているとの情報をもとに、そのまま食べてみたのですが、生食にはあまり向いていませんでした。
断面は少し黄味がかっており、日本人が慣れ親しんでいるカブとは少し違いますが、日本のカブのレシピを2種類、作ってみたのでご紹介します。

 

カブをスウィードに置き換えたレシピ その①
スウィードと油揚げの煮物 

材料:

・スウィード 約400g
・油揚げ 1枚
・だし汁
水 300cc
砂糖・酒・ 醤油 各大さじ1
塩 少々
お好みで醤油 適量

作り方:

① スウィードを一口サイズの大きさに切る。
② 油揚げは適当な大きさ切って油抜きする。
③ だし汁の材料を鍋に入れ煮たたせる。沸騰したらスウィードと油揚げを加え、弱めの中火にして約30分間煮る。

<ポイント>
日本のカブのレシピでは「10分間煮る」とありましたが、それではスウィードがやわらかくならず、結局30分も!煮ることになりました。普通のカブよりもかたいので、小さめに切った方が良いでしょう。

<食べた感想>
カブ特有のやわらかさや甘みは感じられませんでしたが、やはりだしの味の力もあり、それなりにおいしかったです。

 

カブをスウィードに置き換えたレシピ その②

カブとベーコンの塩炒め

材料:

・スウィード 約400g
・ニンニク 1かけ
・赤唐辛子 2本 (生のチリでもOK)
・ベーコンの薄切り 5枚
・ほうれん草 適量
・サラダ油 大さじ1.5~2杯
・塩 小さじ1
・お好みで醤油 適量

作り方:

① 唐辛子を水で戻しタネを取っておく。
② ニンニクを包丁で潰してからみじん切りにし、ベーコンは3~4cm幅に切る。
③ フライパンを熱してサラダ油とニンニクを弱火で炒め、香りが出てきたらベーコンを加える。
④ニンニクとベーコンを一旦取り出し、残った油で唐辛子とスウィードを串がスッと通るようになるまで強火で炒める。
⑤フライパンをゆすりながら炒め、スウィードに塩をふる。最後にニンニクとベーコンを戻し入れて、手早く炒め合わせる。

<ポイント>
日本のカブのレシピでは「適当な大きさに切る」とありましたが、スウィードは火が通るのに時間がかかるので、5ミリぐらいの厚さにすると良いでしょう。

<食べた感想>
スウィードは油との相性がいいようで、お気に入りの一品に仕上がりました。最後に少し醤油を足してみると風味が良くなり、さらにおいしくなりました。

皆さんもぜひ、カブ料理のレシピにスウィードを使ってみてください。

https://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2025/08/S1.jpghttps://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2025/08/S1-150x150.jpgLiE 編集部大きくどっしりとしたこの野菜は、「スウェーデン(Swedish)のカブ」ということで英語では、「スウィード(Swede)」と呼ばれています。 欧州では、マッシュにしたり、シチューやキャセロールに入れて食べることが多いようようです。 1年中見かける野菜ですが、秋から冬にかけてが旬とのこと。値段もお手頃なので、日本食風にアレンジしたらどうなるのか検証してみました。 キャベツ科の一種で味はカブに似ているとの情報をもとに、そのまま食べてみたのですが、生食にはあまり向いていませんでした。 断面は少し黄味がかっており、日本人が慣れ親しんでいるカブとは少し違いますが、日本のカブのレシピを2種類、作ってみたのでご紹介します。   カブをスウィードに置き換えたレシピ その① スウィードと油揚げの煮物  材料: ・スウィード 約400g ・油揚げ 1枚 ・だし汁 水 300cc 砂糖・酒・ 醤油 各大さじ1 塩 少々 お好みで醤油 適量 作り方: ① スウィードを一口サイズの大きさに切る。 ② 油揚げは適当な大きさ切って油抜きする。 ③ だし汁の材料を鍋に入れ煮たたせる。沸騰したらスウィードと油揚げを加え、弱めの中火にして約30分間煮る。 <ポイント> 日本のカブのレシピでは「10分間煮る」とありましたが、それではスウィードがやわらかくならず、結局30分も!煮ることになりました。普通のカブよりもかたいので、小さめに切った方が良いでしょう。 <食べた感想> カブ特有のやわらかさや甘みは感じられませんでしたが、やはりだしの味の力もあり、それなりにおいしかったです。   カブをスウィードに置き換えたレシピ その② カブとベーコンの塩炒め 材料: ・スウィード 約400g ・ニンニク 1かけ ・赤唐辛子 2本 (生のチリでもOK) ・ベーコンの薄切り 5枚 ・ほうれん草 適量 ・サラダ油 大さじ1.5~2杯 ・塩 小さじ1 ・お好みで醤油 適量 作り方: ① 唐辛子を水で戻しタネを取っておく。 ② ニンニクを包丁で潰してからみじん切りにし、ベーコンは3~4cm幅に切る。 ③ フライパンを熱してサラダ油とニンニクを弱火で炒め、香りが出てきたらベーコンを加える。 ④ニンニクとベーコンを一旦取り出し、残った油で唐辛子とスウィードを串がスッと通るようになるまで強火で炒める。 ⑤フライパンをゆすりながら炒め、スウィードに塩をふる。最後にニンニクとベーコンを戻し入れて、手早く炒め合わせる。 <ポイント> 日本のカブのレシピでは「適当な大きさに切る」とありましたが、スウィードは火が通るのに時間がかかるので、5ミリぐらいの厚さにすると良いでしょう。 <食べた感想> スウィードは油との相性がいいようで、お気に入りの一品に仕上がりました。最後に少し醤油を足してみると風味が良くなり、さらにおいしくなりました。 皆さんもぜひ、カブ料理のレシピにスウィードを使ってみてください。