
ローマのオーバーツーリズム対策
当ウェブサイト、2025年6月の「ヨーロッパこぼれ話」でもイタリアのポンペイにおけるオーバーツーリズムについて触れましたが、今回はローマの「トレビの泉(Fontana di Trevi)」で新たなオーバーツーリズム対策がとられることが明らかになりましたのでお伝えします。

Photo by Lala Azizli on Unsplash
トレビの泉は世界でもっとも有名な噴水の一つで、後ろ向きにコインを投げるとまたいつかローマに戻ってくることができる、あるいは願いが叶うとされています(投げるコインの数でも叶う願いの内容が変わってくるのでご注意を!)。オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックの主演映画『ローマの休日(Roman Holiday)』や、フェデリコ・フェリーニ監督の映画『甘い生活(La Dolce Vita)』の舞台となったことでもよく知られています。

Photo by Tom D’Arby
噴水とうまく調和した圧倒的な彫刻群の壮観な光景や、夕方からのライトアップなどインスタ映えスポットであることから、一日中賑わっていることが風物詩でもあり、残念ながらスリが横行する原因の一つともなっているようです。
以前は、早朝や夜遅くの時間帯は比較的自由に撮影ができる狙い目とされてきましたが、現在は慢性的な混雑が問題視されているとのこと。2025年にトレビの泉を訪れた観光客は1日平均で約3万人というから驚きです。これは、エッフェル塔やサグラダファミリア、ロンドン塔などの訪問者を凌ぐ数字です。

混雑するエリアにおける観光客の満足度を向上させるためには、人の流れを管理する必要があるということで、ローマ市はゴールデンタイムの日中に2ユーロの入場料を課すことを決定。2026年2月1日から実施されます。入場料の導入により、市は年間650万ユーロの追加収入を見込んでおり、永遠の都ローマの文化遺産の維持費に充てられるということです。
課金制度は午前9時から午後9時まで適用され、入場券は、「オンラインによる事前払い」、「列に並んでいる間の支払い」、「ローマ市内の観光案内所で購入」のいずれかから選択します。なお、ローマ市民の他、噴水上部の広場から泉を眺めるだけ、もしくは料金適用時間外に訪れる観光客は、引き続き無料とのこと。
2023年にはローマのパンテオン入場料が、2024年にはベネチアで日帰り入島税が導入されました。また、ローマ市民が無料で入場できる美術館の数を増やす計画と並行して、観光税と一部の市立美術館に対して5ユーロの入場料が導入されています。

イタリアのみならず、今後ヨーロッパの人気観光地を訪れる予定がある方は、新しく導入される観光税や入場料について下調べをしておくといいかもしれません。
参照記事ウェブサイト:The Japan News (Associated Press)
https://living-in-eu.com/topics/rome-over-tourismhttps://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2026/01/09_2601_trevi_top.jpghttps://living-in-eu.com/wp-content/uploads/2026/01/09_2601_trevi_top-150x150.jpg当ウェブサイト、2025年6月の「ヨーロッパこぼれ話」でもイタリアのポンペイにおけるオーバーツーリズムについて触れましたが、今回はローマの「トレビの泉(Fontana di Trevi)」で新たなオーバーツーリズム対策がとられることが明らかになりましたのでお伝えします。 Photo by Lala Azizli on Unsplash トレビの泉は世界でもっとも有名な噴水の一つで、後ろ向きにコインを投げるとまたいつかローマに戻ってくることができる、あるいは願いが叶うとされています(投げるコインの数でも叶う願いの内容が変わってくるのでご注意を!)。オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックの主演映画『ローマの休日(Roman Holiday)』や、フェデリコ・フェリーニ監督の映画『甘い生活(La Dolce Vita)』の舞台となったことでもよく知られています。 Photo by Tom D'Arby 噴水とうまく調和した圧倒的な彫刻群の壮観な光景や、夕方からのライトアップなどインスタ映えスポットであることから、一日中賑わっていることが風物詩でもあり、残念ながらスリが横行する原因の一つともなっているようです。 以前は、早朝や夜遅くの時間帯は比較的自由に撮影ができる狙い目とされてきましたが、現在は慢性的な混雑が問題視されているとのこと。2025年にトレビの泉を訪れた観光客は1日平均で約3万人というから驚きです。これは、エッフェル塔やサグラダファミリア、ロンドン塔などの訪問者を凌ぐ数字です。 混雑するエリアにおける観光客の満足度を向上させるためには、人の流れを管理する必要があるということで、ローマ市はゴールデンタイムの日中に2ユーロの入場料を課すことを決定。2026年2月1日から実施されます。入場料の導入により、市は年間650万ユーロの追加収入を見込んでおり、永遠の都ローマの文化遺産の維持費に充てられるということです。 課金制度は午前9時から午後9時まで適用され、入場券は、「オンラインによる事前払い」、「列に並んでいる間の支払い」、「ローマ市内の観光案内所で購入」のいずれかから選択します。なお、ローマ市民の他、噴水上部の広場から泉を眺めるだけ、もしくは料金適用時間外に訪れる観光客は、引き続き無料とのこと。 2023年にはローマのパンテオン入場料が、2024年にはベネチアで日帰り入島税が導入されました。また、ローマ市民が無料で入場できる美術館の数を増やす計画と並行して、観光税と一部の市立美術館に対して5ユーロの入場料が導入されています。 Freepik イタリアのみならず、今後ヨーロッパの人気観光地を訪れる予定がある方は、新しく導入される観光税や入場料について下調べをしておくといいかもしれません。 参照記事ウェブサイト:The Japan News (Associated Press)LiE 編集部LiE 編集部 toyo@a-concept.co.ukAdministratorLiving in Europe


